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結婚―二幕のまったくありそうにない出来事 (ロシア名作ライブラリー)

価格: ¥840
カテゴリ: 単行本
ブランド: 群像社
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そんなオチかよって感じ ★★★★☆
ゴーゴリの戯曲。話も短いので1日あれば簡単に読めちゃいます。
文体が戯曲形式ということで少し敬遠してたんですが、実際呼んでみたらサラっと読めました。翻訳がとっても工夫されていて読みやすいですが、個人的にはゴーゴリの作品にしては現代っぽい感じで少し違和感がありました。
登場人物の名前は一見ロシア人っぽい名前ですが、全員日本語風にアレンジされいてコミカルな感じを表せていると思います。
内容は良くある感じの結婚についての話ですが、やっぱりどこか滑稽さが全体を占めていて最後はゴーゴリらいしいというかなんというか・・・って感じです。
少〜し物足りない感がありますが、ゴーゴリ好きは読んでみてもいい作品だと思います。
翻訳の挑戦 ★★★★☆
婚期を逸した女性に五人の求婚者。このアンバランスから生まれるドタバタ劇。
戯曲だ。ロシア文学だだと、言って肩をはることはありません。ゴーゴリの傑作喜劇の日本語訳が非常に読みやすい形で現れました。

ダジャレを翻訳する。まず、この事に挑んだ点は評価に値すると思います。もともと上演を目的とした戯曲ですから、ダジャレは重要な要素の一つといってもいいかもしれません。登場人物の名前のメタマーヤキンは目玉焼き。いつまでもグズグスしている男はグズーキン。世話焼きの友人、セワヤーキン。・・・・。変にロシア語だろうとか考えなくて、そのまんま読む方が楽しめます、というよりも、そのまんま楽しめるように書かれています。変に考えんでよろしい。素直にいきましょう。
この本は、来日したロシア演劇のイヤーガイドに使われたという話からも、日本語としての完成度の高さが伺えます。