「聴覚障害児・者支援の基本と実践」は、本邦では初めての聴覚障害児・者の支援に当たっての基本的な知識や実践方法を紹介した入門書として、多くの聴覚障害児・者支援に関わるソーシャルワーカーやその他の保健・医療・福祉関係者、また聴覚障害児・者支援の専門職を目指す学生には必読の一冊です。
また本書の特徴として、共同執筆者の約半数が聴覚障害当事者であり、かつ聴覚障害児・者支援の現場に関わっている専門職の方々に執筆を頂いている部分はこれまでの聴覚障害に関する書籍にはなかったことであり、聴覚障害当事者の視点も含めた専門書として完成されている点が挙げられます。

聴覚障害児・者支援にあたっては、コミュニケーション支援だけではなく多くの制度や知識を理解する必要があります。聴覚障害児・者支援に関る、関わろうとする専門職の方々にとって最適な最新情報が網羅されている点で、最適な書籍としてまとめられており、また大学や各種研修会での講義用テキストとしても使いやすいようにテーマ毎に章立てられていますので、講義用テキストとしても是非、ご活用ください。

さらに当事者団体である財団法人全日本ろうあ連盟、社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、日本手話通訳士協会、全国手話通訳問題研究会や日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会により推薦されており、専門職だけではなく、ろう・難聴者の当事者の方々にも是非、ご一読をお勧めする書籍として皆様にご推薦申し上げます。