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スウェーデンで家具職人になる!

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 早川書房
Amazon.co.jpで確認
夢広がる…が… ★★★★☆
家具職人を目指す人にとって、そうでない人も、惹かれてしまう魅力的なタイトル。
内容はタイトル通り。スウェーデンで家具職人を目指す著者の奮闘記です。
しかし、著者自身が、あまり楽しくない事は書かない様にしていると断ってはいるものの、
内容からはあまり奮闘ぶり、苦労ぶりが伺えない。

著者自身ドイツ生まれで、父親がドイツのピアノ修理マイスターで、曽祖父もドイツに医学留学していて…と、
僕の周りにはいない類の家系である事は確かであり、その事も著者自身反則的と認めている。
勿論、スウェーデンで家具職人の資格を得るという事が、そういう事情だから成しえれたのだとは言わない。
しかし、独身ならともかく、夫婦2人で乗り込み、資格を得るまでにお子さんも2人授かってらっしゃる。
そんな状況下で、資格を得る著者の努力、才能には感服せざる得ない。と、皮肉っぽく書いたのには理由がある。
それは、なぜか費用、お金についての事があまり書かれていない様に思うからです。
世界でもかなり高い物価のスウェーデンで、最終的に家族4人。奥さんが働いているという描写もない。
家具作り以外の事で書かれている妊娠出産の事で、出産にかかる費用はほぼ無料と書かれているし、
学生でも生活保護とか、児童手当とか、そもそも学費が無料だから、とにかく学生になれば大丈夫なのか?
しかし、先に入ったカペラゴーデンは私学っぽいし、やはり学費はかかるんじゃ…。
そもそも、生活費だけでもかなりの額になるはずだし、子供のおむつ代や服代など馬鹿にならない。
なんだかその辺りがボケ気味で、先に書いた様に、大金持ちとは言わないまでも、
やはりそういう僕の周りにはいない、ちょっと庶民離れした方たちなのかなと思ってしまう。
まぁでも、そんな事に卑屈になってもしょうがないわけで…。
家具職人の資格を得る事自体は恵まれた環境でないと出来ないって事ではない。
まぁ夫婦で行って子供2人育てながらっちゅうのは難しいかもしれませんが…。
それはこの家庭の問題であって、家具職人を目指すのとは関係ないわけだし。
それは省いて、これから目指す方にとっては、大変夢広がる書なのではないでしょうか?

小生の貧乏性のせいで、最後までなんか卑屈で嫉妬心みえみえの文章になってしまい申し訳ありません…。
恵まれた環境だったのに加え(偏見)、著者が素直でまっすぐな人柄だったので尚更出てしまいました…(苦笑)
信念の人 ★★★★★
WEBを通して活動を拝見してからずっと注目してきた著者の、
これまでスウェーデン生活がまとめられた待望の本。
家具づくりへの思い、修練の日々、家族愛、新しい命の誕生…
スウェーデンで「生きる」その姿から、多くのメッセージをもらった。
職人にあこがれる人におすすめ ★★★★☆
画像が満載なおかげでしょうか?
家具職人になるまでの過程を抵抗なく追体験できます。
読み終えると、なんとなくがんばった気になれます。
WEBサイトを参照するとさらにわかり易くなるので、一度サイトを訪れることをお勧めします。

手「仕事」とは何ぞ? ★★★★★
「この人は一日が36時間あるのではないか?」と思わせる人間が、この世には存在する。
著者のikuru氏もその一人である。職人・学生・夫・父……と何役もこなし、自身のフォトログ
の更新も、ほぼ毎日欠かさない。ご多忙なのは容易に想像できるが、WEBからも著書からも
慌しい印象がほとんど見受けられない。そこに彼の美意識が集約されているように
感じるのは、私一人ではないはずである。

製作の地道な過程は興味深く、アート以外の仕事に携わる人々にも共感できる内容に
なっている。(もの作りに関心が薄い人には読みにくい部分もあるが)複雑な作業工程の
説明部分も、彼ならではの「適切な写真」や図面で内容を補い合っている。装丁や写真の
レイアウトも細部まで凝っていて、あまり見たことのない感じが気に入った。

まるでヨーロッパのどこか、郊外にある小さな美術館の図録のような美しさ。


淡々と前へ進んでいるように見えるが、芯の熱い職人の力作である。
家具だけでなくて総合的なクリエイティブの指南書 ★★★★★
単なる手の器用さや道具だけでなく、良い師範(この場合だと伝説的なデザイナー)、良い環境(豊かな自然)、絵や写真など違うアートからのアプローチ、そしてなによりも家族の愛情などに後押しされた職人がつくりだすものは、やはり温かくてすばらしい。

職人というと徒弟制度の厳しい世界を思い浮かべてしまうかもしれませんが、著者は新しい技術や機械も取り組みながら、とても自然に「ものづくり」に励んでいるのだと思います。

たくさん入っている写真も綺麗。