何が　凄いかって　今聞いても　まったく色褪せていない。

当時の作り手側のクオリティの高さの証明でもある

ドラマから抜粋したモノラル音源なんぞ　いらん気を使って入れるなら

拓郎　作詞・作曲　中村雅俊の挿入歌「いつか街で会ったなら」を

レーベルの垣根を越えて　せっかくなら入れて欲しかったです！

勿論　中村雅俊のCDで聞く事は簡単だが　

このサントラの中で聞けてこそ　あの曲の意義があるのです。

「孤独」と「恋人」のテーマは　このドラマには絶対　欠かす事のできない　究極の２品です！

昭和５０年のあの頃に戻った感じがしました。
サウンドトラックしかも１９７５年のを１９９２年にＣＤにしてるんだから音質はとやかく言えまいと思います。
というか、サウンドトラックならではの臨場感が有りますね。
特にテーマ曲は詞を付けて歌って貰いたいくらいな。
実はＣＳで再放送が有りどうしても欲しいと思いました。
このドラマは、水谷豊、音無響子、雅俊夫人とゲストも良かったです。ね。鹿児島ロケのトラブルのため打ち切りになったと後に知りましたが
当時は、終わり方にも不自然さは感じませんでした。
このＣＤを手に入れられて幸運でした。

「俺たちの勲章」は、「俺たち・・・」シリーズの中では唯一の刑事モノでした。「太陽にほえろ！」のジーパン役だった松田優作さんと、「われら！青春」の太陽学園の先生役だった中村雅俊さんとの競演でした。いまでも、あのテーマソング♪を覚えています。懐かしいなあ。

待ってましたとばかり、即座に購入しました。期待感に胸をふくらませ過ぎ
たせいか、聴いていく内に「なんじゃこりゃ！」既に発売されていた「太陽～」との
コンピレーション・アルバムに収録されてる曲全部収録されてるの
には感心はしましたが、前者にくらべると音の音域が悪いです。
まぁ仕方ないかと、本来のミュージック・ファイルにあるべきBGMに

期待しつつも、聴いてみると、劇中よりの録音。すなわち効果音やら
ザワメキやら、純真にBGMのみが聴きたい方はガックリきます。
これだったらDVDやビデオから音を録音した方が安上がりと思われても
仕方ありません。ドラマで流用された曲すべてが収録されている訳でも
ありません。好きな作品であっただけに非情に残念に思えました。

このＣＤを聞いて松田優作の雄姿が目に浮かびました。青春刑事ドラマの中でも中村雅俊とのコンビは最高でした。曲を聞く度にシーンが思い出されます。気怠さややるせなさの残ったドラマにぴったりの音楽です。このドラマで青春を過ごした人には、お薦めの１枚です。