帯の宣伝だけで買うつもりは無いものの、『イニラブの衝撃ふたたび』なんて書いてあるもんだからついつい手が伸びてしまった。 正直なところ『ふたたび』とまではいかなかったのが本音。 ただし、結構な衝撃だったのは間違いない。読解力が無いのか、ラストシーンで一瞬戸惑ったものの、理解した瞬間の寒気はなかなかのものだと思う。 読む価値のある本でした。 ただ、本作中、『謎』で解決させた箇所に疑問を感じますので星4つとしました。

イニシエーション・ラブで見せたような巧緻なだましの仕掛けを期待すると肩透かしを受けるかもしれない。
とはいえ、読後のインパクトとしてはある意味前作以上かも。
２-３日は鬱になること間違いなし。前作を読んで「怖い怖い」を連発していた読者が読んだらなんというか、ある意味楽しみな作品ではある。
ちなみに映像化も可能であり、映画化したらミステリーファン、とりわけホラー系ファンには大受けするかも。
一般的な観客層はドン引きだろうから、ヒット作にはなりそうにないがｗ
ちょっと期待したい。

●９月下旬発行予定●
１９８３年元旦、僕は春香と出会う。僕たちは幸せだった。
春香とそっくりな女・美奈子が現れるまでは。
衝撃の恋愛ミステリー再び。