16ビットディジタルに慣れてしまった耳にはアナログサウンドトラックそのものの狭い音域とダイナミックレンジの音は決してよくは感じない。
でも、映画を見てから聞くと別の世界が見えてくるように感じるのは私だけだろうか。この作品の監督は当時私が熱中していたアランパーカーです。「小さな恋のメロディ」や「ダウンタウン物語」に込められた少年少女たちの未来への期待というメッセージを送り続けた人です。
このCDを聞くなら映画も必ず見てください。それからもう一度聞くことをおすすめします。

　ミュージカルの舞台を見てから購入しました。メインの「Fame」を除いて全曲別物です。このサントラ盤とロンドンキャスト版などを見比べてみればすぐにわかると思います。
　別物か？と思いきや、「Hard Work」の節回しが出てきたり「Dancin'on the Sidework」の前の場面が出てきたり。確かに「Fame」であることは間違いないのですが…。

　ですから、海外でFameの舞台を見て、その舞台CDを買うとしたらこれではないです。

　しかしFameはFame。舞台に使われてもいいくらい楽曲の完成度は高いです。ですので評価の方は微妙です。
　ミュージカル版とは別物であると言うことは抑えて置くべきです。

映画『フェーム』のサウンドトラック。
2003年盤はなんとボーナストラック付きリマスター盤です！！
アイリーン・キャラの歌う「フェーム」は80年代を象徴するポップチューンですが、このサウンドトラックを購入した直接の理由は、ポップとコーラス、オーケストラが絶妙に融合された「I Sing the Body Electric」や「Never Alone」が聞きたかったから。テレビ版『フェーム』のサウンドトラックも『Kids From Fame』としてCD化されていますので、かつてのフェームファンの方、お見逃しなく。