わかりにくい。怒りすら沸く。
★☆☆☆☆
x=1でのみ値をとるパルス関数の表記をφ[1〜1]と定義したり、自明な図をやたらと載せる理由は、四則計算と図だけでウェーブレットを解説しようとするから。そのくせ、φとΨという紛らわしい記号を併せて使い、一部で誤植している。図と式ではスタイルも違う。すでにあるレビューのように、オーム社は本書について反省してほしい。数学が分からない人への説明は、数学が分かっている人への説明よりもはるかに丁寧で慎重でなければならない。
初心者向けで,ウェーブレット変換の基礎がわかる!
★★★★★
「通信数学」という書名には違和感を覚えるが、内容はウェーブレット変換を「初めて」学ぶのに最適である。この本ではウェーブレット変換の持つ「物理的意味」、そして「使い方」に重点が置かれており、これからウェーブレット変換を必要としている人には、そばにおいて置いて損はないと思う。大学でフーリエ変換等を一度勉強された方には、ウェーブレット変換の取っかかりが容易に得られるので、数式中心の専門書を読まれる前のご一読をお勧めしたい。
「やり直しのための」ではなく「初めての」では?
★★★☆☆
数式が見にくく、誤植も多い。良い意味のこだわりが感じられない。
CQ出版はこういう類の本を出版すべきではない、と思えるほどだ。
数式の字体ぐらいこだわって欲しいものだ。
いちいち図や式が幼稚だ。構成も分かりにくい。
優しく説明しようとしているのは分かるが、具体例を先に挙げて手計算ばかりあると、どこへ向かおうとしているのかが分からなくなる。
大学でフーリエ変換等を一度勉強された方には、おすすめできない。