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鳴門秘帖(一) (吉川英治歴史時代文庫)

価格: ¥777
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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吉川英治の出世作 ★★★★★
この作品が発表された時、もし直木賞があったなら、この作は確実に直木賞受賞作になっていただろう。文章のリズムがよい。司馬遼太郎氏が、この作品は声に出して読みたい作品だと評しておられる。
私事だが、私は徳島在住なのでこの作品が気になった。見事に阿波の武士がばったばたと法月弦之丞に斬られるというもので、冷静に考えると阿波の人間としては不愉快なはずの作品である。しかし、阿波徳島を小説の上で紹介してくれているし、物語の進行状況も読者を飽きさせない。「宮本武蔵」や「三国志」を読んだ人にはまずこの書を推薦する。
ちなみに昔NHKでやっていた時代劇ドラマの「鳴門秘帖」は出来栄えは酷かった。徳島を、吉川英治先生を馬鹿にするな。
日本の『モンテ・クリスト伯』!? ★★★★★
初めての人は、吉川英治のこの独特の文体に戸惑うかのもしれませんが、20~30ページも読みこなせばすぐに慣れてしまえます。そして、ひとたび慣れてしまえば後ももう本を置くことができなくなる痛快完全徹夜本となります。試しに第一巻だけという買い方は余りお勧めできません。なぜなら、続きを用意しておかないと、長い夜を悶々と過ごすこととなってしまうでしょうから・・・。 虚無僧姿の法月弦之丞、怪人お十夜孫兵衛、女スリの見返りお綱ら、多彩な登場人物が絡み合い、話はもつれにもつれて、・・・ そういう意味では、日本の『モンテ・クリスト伯』と言い切っていいかもしれません。