あえて辛口に書かせて頂く!
この巻に収録されている『監禁レイプ放尿事件』の事だ。
女性作家が女性誌に描いていたそのままの気分でレイプを男性誌でやってしまっている。
男性誌でレイプは禁忌(タブー)なんだけど、女性作家という事で大目に見てもらえたのかも知れないけど、あまりにも軽率な描写の連続だった。
同じレイプでもカッコイイ男は和姦、不細工は強姦という少女漫画的なエッセンスが鼻に突くし、これまでの千砂と本田の『性』に対する描写を真っ向から否定するような事をしでかしている。
しかもタッキーがちさをレイプした理由が、「お前の彼女だったからレイプした」
この漫画においてレイプは必要だったのだろうか?
少女漫画なら使い古されたやり方なのかも知れないが、男性誌でやってしまったのは軽率以外の何事でも無い。
少なくとも読者(男)が間違った認識を持たないようなガイドラインを提示して見せなければいけない。
男性誌において、ファッションでレイプをやってはいけない。
少なくともこういう感想を抱かせるようではやってはいけないのだ。
「とろけるくらいやわらかいラブストーリー」
「ふたりの初体験への道のりをとことんリアルに描く、青春ラブラブストーリー!!!」
という、うたい文句の胡散臭さだけが残る。