Dawn of a New Century
価格: ¥1,717
シークレット・ガーデンのスタイルは聴いていて分かりやすい。ヤニーのみずみずしい弦楽編曲もあれば、クラナドとエンヤが階層を成すヴォーカル、それに『Riverdance』のケルト風のステージショーもある。これまではこれらの要素が、アイルランド出身のヴァイオリン奏者フィンヌーラ・シェリーとノルウェーのキーボード奏者ロルフ・ラヴランドの音楽の重荷になっていた。その甘さのため、ティラミスがポイ(訳注:タロイモなどを焼き、石臼でつきつぶして少量の水を加えペースト状にして発酵させたハワイの伝統的主食)のような味になってしまうのだ。『Dawn of a New Century』でようやく、高貴と卑俗、陳腐と美麗を分け隔てる一線に近づいてきた。カパーケリーの歌手カレン・マテソンは、Prayerではクラナド風のハーモニーに囲まれて耳に残る歌を披露している。Children of the Riverにはアジア色の入った映画的な広がりがあるし、Lore of the Loomはアイルランドともノルウェーとも取れるオーケストラの風景をよぎっている。ところがDivertimentoのような怪しげな偽バロックもあるし、タイトル曲は「世界中に歌を教えてあげたい」と言っているようだ。 --John Diliberto
憩いのひとときを過ごして夢を追い続けて下さい。
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NHK-FMで放送中の番組「ミュージック・リラクゼーション」のOPテーマとしても使われています。
シークレット・ガーデンを聴くなら、まずはこの作品から
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北欧の神話を思わせるメロディと幻想的なサウンドで、シークレット・ガーデンの最高傑作が生まれました。個々の曲もそれぞれ素晴らしく、またアルバムとしてもバランスよく仕上がっており、「シークレット・ガーデンを聴くなら、まずはこの作品から」と胸をはってお勧めできる作品です。