憂いに満ちたシットリとした味わい、甘く切ない悲しみの後の心の旅
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何と憂いに満ちたシットリとした味わいなんだろう。サラ・ブライトマン、一青窈、等と二胡で競演するチェン・ミンさんの第5作目。ORANGERANGEの「キズナ」で二胡の音を聞かせてくれましたが、本アルバムではストリングスアレンジで「キズナ」をカヴァー。全曲非常にシットリとした出来のまさしくタイトル通りの仕上がり。僕は二胡は華やかな曲調よりこのような憂いに満ちた曲感でこそ本領を発揮するとおもっています。深くそして、甘く切ない悲しみの後に真剣にこの音に耳を傾けて下さい。必ずやあなたの心の琴線に触れることでしょう。