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文豪ナビ 山本周五郎 (新潮文庫)

価格: ¥420
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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帯に短く襷にも短い ★☆☆☆☆
「青べか」「朝顔草子」「さぶ」と読み終え、あんまりにも良かったので、
こうなったら新潮文庫全作読破したいという思いに駆られ、彼の作品の全容を把握しようと購入。
10分で読み終えて購入が無駄だったと知った。
執筆者も不明な「早わかり作品ナビ」。
本編を読む(読んだ)者には無用の長物「要約」。
その失望感たるや、「読まなくてもよかった」ではなく「読むんじゃなかった」レベル。

書評なら各文庫巻末にあるものの方が的確で読み込みが奥深いし、
周五郎の人となりを知るにも『さぶ』巻末の「人と作品」や年譜のほうがすぐれている。

「私の相手は読者である」と語り、世の評価に騙されない「低級な読者」に向けて書き続けた周五郎その人をざっくり紹介しようという、この本のスタンスそのものが自己矛盾な気がする。
彼についててっとり早く知ろうとした自分が愚かだった。

本当に周五郎を知り(感じ)たければ、なんでもいい、彼の作品をただ1冊手に取って読んでみればそれで良いんだと思う。

新潮文庫の「ナビ」だから、全作品と収録文庫タイトルの一覧のようなものがあると期待したのに、それもなかった。

ただの一ファンの感想にすぎませんが、私はこの本、人にあげるのも嫌です。

結論
・読書嫌いの中学生が作文ネタに使うならお勧めします。
・山本周五郎に興味・愛情がある人には絶対にお勧めしません。
あ、山本周五郎の本、読みたい。そう思わせた一冊。 ★★★★★
山本さんの作品は読んだことがありませんでした。
最近、新潮から文豪ナビシリーズが出て、興味ある作家のを買って、ついでに、と思って買ったものでした。
しかし、この本は、ビギナーにも入りやすく各作品の簡単なあらすじ、作家のバックグラウンドなど記してあって、ああ、「さぶ」、読んでみたい・・こっちもいいな、今度本格的に一冊作品を読んでみよう! と思わせてくれる、ひもとき書だと思いました。お値段も安価だし、お買い得だと思いますよ。
感動本 ★★★★★
本書を読んで、こんな逸話を思い出しました。

戦時中のこと。
兵舎で夜、就寝前に兵隊が本を読んでいると
「一人で読んでいては勿体ない。皆にも聞こえるように声に出して読んだらどうか。」
そこでその兵隊が朗読をはじめました。
ざわついていた一室が、次第に静かになり、小説の世界に引き込まれていきました。
最後の方になると、そちらこちらですすり泣きが起こりました。
鬼軍曹といわれた強者の眼からも泪が流れ落ちていました。

山本周五郎の「水戸梅譜」(新潮文庫「日日平安」)だったそうです。