画がとっても綺麗な作品でした♪
★★★★★
目で見てあきない漫画とはこのことです。矢沢あいもその点では同じですが、とにかく人物がとても綺麗に繊細に書かれていて、ため息が出ます。最後は「あきりたり」という方もおられますが、私は満足ですね。
特に子供を抱えて社会に出る女性の立場には共感。でも、ひとつだけ納得いかないのは、子供の絵がすごく下手なこと・・・・。すっごくかわいくないんです(笑) あれでかなり興ざめしましたね。もっちとかわいく描けなかったんだろうか・・・・。それだけがこころのこり。
パワフルで脆い主人公に共感
★★★★★
働く女性必読の一冊。
逞しい主人公を知らず知らず応援させられる不思議なパワーのある漫画でした。
成長物語
★★★★★
5巻めくらいまでの、愚痴っぽい雰囲気が好きではなくて放置していました。
でも、画のキレイさと、テーマのリアリティが気になる・・・そんな作品でした。ついに完結ということで、6巻から一気に読みました。
大事なシーンほどセリフが少なくて、
表情からすべてを読みとらなきゃいけない。
それがミナミと佐原の言葉にできない気持ちを代弁していて、
胸が締め付けられました。
今でも読み返すたび胸が痛いです。
恋愛漫画とみるならハッピーエンドかどうかわからないけど、
ミナミの成長っぷりに拍手!
佐原の写真集を見たミナミが、
『一人ぼっちでも世界は美しい。』と
インスピレーションを受けるシーンが大好きです。
8巻以降急展開になった最終巻は圧巻でした。
おかざき真里さんの芸術的な表現力もフルに発揮されて
いました。
不安とかいらないの…
★★★★★
毎度のことですが、今回も彼氏は勿論、ばりばりと仕事をこなす(風な?)彼女を落としたい男子必読ですね
中でもイシダとミナミのやり取りが好きですね
「働いている女子は
いつもいっぱいいっぱいで
破れそうだから
不安とかいらないの
いつもそばにいてほしいし
安心させてほしい」
是非押さえて欲しいところですね。
なんとなく上手く言葉で言い表せないけど、モヤモヤ思っている事をこんなに分かり易い表現で言い当てられたのは、山田詠美さんと著者が二人めです
本誌の方ではサハラが去った後の2年間についての掲載がされてますね。
これまた別冊とか出たら買っちゃうんだろ〜な〜
総取りですか
★★★★★
今までの辛口でシビアな描き方(特に9巻)を考えると、
ちょっとファンタジーに寄っちゃった感もある結末です。
働く女性たちを元気付けたいのだろうかとか
ご自身の経験に基づく実感を込めているのかなとか
色々考えてみたりもしましたが。
個人的には、「あれ?そうくるかー」という感じでした。
サハラさんを中心にすえるなら、人間を撮れないトラウマの話にも
少し触れてほしかったなあと。
とはいえ、男や仕事や何かひとつのことが何もかもを解決するわけではないという
現実生活のバランスを忘れさせない内容は、
やっぱり読み応えがありました。
湿度の感じられる描き方も、長くなりすぎない結末も含めて、
凄く面白い作品だったと思います。
完結したら本は処分するのが通常なんですが、装丁が綺麗すぎて捨てられない・・・。