儲かる売場をつくるための教科書です。

　POSデータや売場内での顧客行動を適切に把握し、改善サイクルを回すことがカギのようです。

　本書でまとめられている売場を改善するための手法を駆使して、気持ちよく買い物ができる店が一つでも多く増えればよいと思いました。

私が目にしたＩＳＭ関連本やテキストの中で、
本書が最も体系的にまとまっていて理解しやすかった。

この本を読めば、
「科学的な視点での小売店頭のあり方」がわかります。

最後の「おわりに」に、
謙虚にＩＳＭ研究先人者達への敬意が示されていたが、
ＩＳＭが国民生活を豊かにする技術なだけに、
それを広く知らしめ理解を促す本書の役割も大きい。

小売業者のみでなく、
小売店頭販売に携わる人(メーカー・卸・システム)ならば一読し、
消費者に支持される売場作りに役立ててほしい。
また、この分野に関心をもつ大学生にもオススメ。

続編として実務編を希望したい。