琉球の生い立ちをよく知らなかった。恥ずかしい。
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小国なりと言えども清国と日本国の狭間で誇り高く生きてきた琉球王朝と島の人たちにとって、列強がしのぎを削る時代の中にあっていかに国の進むべき方策を探求決定するかという苦しみは、徳川幕府の統治から明治新政府に移行する日本国の苦悩、混乱と全く軌を一にする。
琉球の人たちが今、清国の沖縄ではなくて、日本国の沖縄県であってよかったと思ってもらえるために国は今何をどうすべきかと真剣に考えなければならないと思う。
最近に総理大臣がこの本を読んでいると聞いたので直ぐに購入して読み始めた。薩摩藩と交流があったというくらいで琉球の歴史を習うことも無く今日に至ったことを恥ずかしく思った。