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知財の利回り

価格: ¥1,785
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
Amazon.co.jpで確認
センセーショナルではあるが・・・ ★★☆☆☆
表題の付け方、入り方等の章構成は非常に巧妙で、読者を一気に引き込む内容ではある。
しかし、如何にも日本のジャーナリストが書いた本という感じで、雑誌記事ではないのだから、もう少し著者自身による分析も欲しい。
表題の知財の利回りであるが、特許を一つのオプションとみた場合、IV社の利回りの説明は正しいのか?
パテントアグリゲーターに光を当てた本がタイムリーに出版されたということには意義があると思うが・・・
知財権はそもそも正義論の世界ではないだけに、関係する人間(ジャーナリストを含め)には高い倫理観を期待したいのだが、当事者であれ観察者であれ、実際には社会をあおる方が金になるということか。
インベンション・キャピタルは定着するのか? ★★★★☆
 この本の底流には、アメリカの新興企業IV社がもたらす漠然とした不安があります。IV社のビジネスモデルであるインベンション・キャピタルはその全容や目的に謎が多いこと、多くの一流企業がIVの顧客となっているらしいこと、そしてIVが世界の頭脳をネットワーク化しつつあること、などからIVの動向は徐々に注目され始めています。そして、IVが垣間見せる未来を想像しながら、中国はどうなのか、日本はどうなのか・・・と論議は展開していきます。
 IV社も手探りを続けているようにみえます。しかし、手探りながらも進んでいます。じっとりとした不安を感じながら、未来への想像力を刺激される良質本だと思います。