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SS戦車隊〈下〉

価格: ¥3,045
カテゴリ: 単行本
ブランド: 大日本絵画
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マニアでなくとも読みやすい ★★★★★
この手の書籍は決して安価ではなく、タイトルやテーマからもつい手に取ったり安易に購入することもないものだと思いますが、「鋼鉄の箱」の中の生身の人間の緊張や絶望、勇気が感じられるような内容に、マニアでなくとも引き込まれます。
多くの独戦車兵の手記が綴るノルマンディからベルリン最終攻防戦 ★★★★★
1943年ハリコフ、クルスクからベルリン陥落までの戦いを独戦車クルーの視点から生々しく再現。ハンガリー、ダンツィヒ、ウィーンといった「空白部」もカバーされ、独戦車戦史を駆け足でめぐる大変便利な一冊。様々な戦車長、クルー、指揮官の35の手記をSS第102重戦車大隊の戦車長だった著者が編集したもの。当然各手記ごとに内容のばらつきがあるが、その分意外な発見に遭遇することも多く、通にとっても面白い。

下巻は有名なエース、ヴィットマンの戦死に始まり、ファレーズポケット、バルジの戦い、ブダペスト、ウィーン、プロイセン、キュストリン要塞の攻防、そして、ベルリンの最終攻防戦で終わる。独軍が劣勢にたった時期だけに、上巻に対して緊張感や悲壮感が手記に強く現れる。大戦後期の兵器の広がりを反映しキングティーガーとスターリンのポイントブランクの一騎打ち、捕獲された88に破壊されたキングティーガー、対空戦車に救われた戦闘団など興味深いストーリーに事欠かない。