確かに入門書ではあるが・・・。
★★☆☆☆
「島耕作」シリーズの挿絵を用いながらスパークリングワインの初歩的な知識を語る本書。
確かに他の方もおっしゃるように、シャンパンと言うよりはスパークリングワインの話し。
しかも、スパークリングワインの歴史や蘊蓄的解説はかなり少なく、様々な商品が掲載されていてカタログのよう。
初歩的な知識「だけ」を知りたいのなら本書で良いが、別に他の本でもこのくらいの初歩的な内容なら掲載されている。
島耕作が好きなのでもなければ、本書をあえて選ぶ理由はない。
おじさんのウンチク向き
★☆☆☆☆
まずダサイ。
内容もウンチクだけで
読んでいて楽しくないです。
カラーページも綺麗じゃないし
女子向きではありませーん。
でも女の子にウンチク自慢したい
おじさんにはいいかもね。
タイトルに異議あり
★★☆☆☆
まずタイトルに異議あり。「シャンパン」は仏シャンパーニュ地方で生産された一部のスパークリングワインのみを指すはず。本書は本来「スパークリングワイン入門」とするべきだったのではないでしょうか。
入門書らしく、丁寧でわかりやすい解説ではあります。しかし、内容は純粋にシャンパンを楽しむ目的から離れ、なんだか見栄やハッタリ重視な感じが拭えません。シャンパンには決まった楽しみ方もマナーも本来ないはずですが、そのあたりに蘊蓄をしていてかなり薄っぺらな印象が残ります。
ハウス紹介はカタログ的で、批評めいた内容や風味の描写等はほとんどありませんので、あまり参考にはなりません。例によってシャンパンでなくスパークリングワインも多数収録されていますので、そちらも含めて興味のある方には一助となる可能性はあります。ただ、やはりシャンパン好き、シャンパンを知る人ならばいささか白けます。
シャンパンに興味があるなら、他に良い本がいくつか出ています。本書を買うに適した人は、「見栄でシャンパンを飲む人」といったところでしょうか。もっとも、純粋にそれだけの目的ならば良書と言えなくもありません。