懐かしい
★★★★★
レビューで評判がよかったので、購入しました。本当に懐かしい。
すばらしいです。
Someone とか Fly My Boy Fly とか大好きでした。私の大学生時代がよみがえります。
私はもうひとつ、アグネスとゴダイゴのコラボレーションで作られたMr. Clown という歌が大好きでした。
アグネスがコンサートでよく歌っていたと思います。
Mr. Clownのサビの部分をアグネスが絶唱(本当に懐かしいです)するのを聴いて、英語でしたが、歌詞が心に響いて、コンサート会場で涙がぼろぼろ出てきて止まらなくなったことがありました。
ABC Agnes というアルバムに入っていたはずです。
ぜひ、このアルバムも復刊してください。
Wonderland を聴いた今、心からそう願っています。
何という高い完成度
★★★★★
タケカワユキヒデのデモテープがついたことによって、30年経って
初めてこの作品の全貌がわかった。何という高い完成度!
あの頃、Agnes Chanや奈良橋陽子が苦労してこれらの曲の日本語歌詞を
作っていたのは、この完成された仕事を壊す作業だったのだ(日本語歌詞が
劣っているという訳ではないが、ひとつの完成された作品を壊していること
には違いない)。しかも、そのことを Agnes 自身が認識していた。彼女は、
ことあるごとに英語で聴いて欲しい、と繰り返していたのだから。たとえば、
ここに収められている Someone は、最初日本語で収録されることになって
いたが、Agnes が頑張って、英語原詩での収録が決まった(コンサートでは
日本語で歌っていた)。79年とはそういう時代だったのだ。
Agnes Chan は Elton John の Goodbye Yellow Brick Road を何度も concert で
歌っていることからもわかるように、不思議の国のアリスについて特別の思い入れ
を持った人だ。その思いは、間違いなくこのアルバムの中に生きている。また、
このアルバムの曲の歌詞の多くは 当時のAgnes を意識して書かれている。Agnes
でなければ歌えない Agnes のWonderland なのである。
タケカワの79年当時の他に類を見ない抜群の originality と
Toronto 大学卒業直後のAgnes の音楽への強い情熱のmixture が、
この奇蹟のような作品を生んだのだろう。
もう少し細かいことを書くと、Fly My Boy Fly の原詩が30年経って公開されたのは
本当に驚きだ。そしてこの歌の日本語歌詞と原詩を比較すると、Agnes のメッセージ
が読み取れる(Agnes はメッセージソングを好んだ)。また、完成版の Pool of Tears の
guitar がいかにすばらしいか、などなどデモテープと比較することでいろいろわかる。
タケカワのデモテープという舞台裏を見ることによって、30年経ってこの作品の
本当の姿がわかった。ああ、僕は想像せざるを得ない、もし当時 Godiego と Agnes が
一緒に concert 活動やマスコミ活動を大々的に展開して、そして日本語訳などという
変なmodification をせず、この歌のまま世間に発表していたなら、少しずつでは
あったかもしれないけれど最後にはどんなにブレイクしたことだろう。残念なことに、
実際には、二人はレコード会社が異なっていたために、Wonderland(アルバム収録曲)の
バックコーラスにタケカワが参加することさえできなかったという。
このアルバムからいくつかの歌が切り取られ、日本語訳されてシングルカットされたが、
それらは修正された断片でしかない。もし、「100万人のジャバウォーキー」って
変な歌だったな、と覚えている人がいたら、ぜひこのアルバムを聴いてみて欲しい。
本当の「不思議の国のアグネス」の世界がわかるはずである。
文句なしに星5つ。
ついに入手!30年待った超傑作の再登場!!
★★★★★
30年待ちました。思い起こせば30年前、LPがすり切れるほど聴いたあの珠玉の名作が、ついに復刻!
全曲、奈良橋陽子作詞、タケカワユキヒデ作曲、ミッキー吉野編曲、演奏は、ミッキー、トミー、スティーブ、浅野の4人という、つまり、ボーカルがアグネスであること以外は、ゴダイゴなのですよ。
タケが全曲を作ったアルバムは、ゴダイゴのオリジナルでもあまり無いのに、このリキの入れようは、どーですかお客さん。
なぜかゴダイゴのファンには存在を知られず、アグネスのファンからは忘れられていたという不遇の超傑作は、今聴いても、なお斬新。
不思議の国に迷い込んだアグネスと一緒に、ディズニーよりも、ティム・バートンよりも楽しい体験をしましょう。
さらに!なんと奇跡的に残っていたタケの無修正デモテープ版がカップリングされて、本人書き下ろしのライナーノートを読みながら、至福の時間は続くのですよ。
買うべきか買わざるべきか?
★★★★☆
私も子供のころからアグネス・チャンは嫌いなほうです。このレコードが発売された時もゴダイゴは好きで興味があったもののついに購入したり・借りたりすることも終わりました。今回は大人になって金銭的な制約が少なくなったことと先日発売の「キタキツネ物語」でタケカワさんのデモバージョンが結構気に入っていたことこともあり購入しました。中身は結構良いと思いますがアグネスである必要がまるでないような気がするのも確かです。アグネスの歌がとくにヒドイというわけでもないのですが、タケカワさんのソロかあるいは全然別の人が歌ったほうがより多くの人の支持を得たはずで、何とも豪華で残念なアルバムです。アグネスの日本語バージョンの「100万人のジャバウォーキー」が入っていないのも不親切すぎ。
2枚組じゃなくても良かったかも
★★★☆☆
全曲タケカワさんが作曲、ミッキー吉野さんが編曲、バックにゴダイゴのメンバーが参加で
ボーカリストがアグネスさんに代わっただけのゴダイゴという趣で完成度は高いです。
何しろ「ガンダーラ」、「モンキー・マジック」直後の充実期のゴダイゴですから。
アグネスさんの声と曲&アレンジの相性もバッチリハマっていると思いました。
シングル曲「100万人のジャバウォーキー」もゴダイゴ同様にアルバムバージョンの歌詞は
全編英語となっています。
本品はさらに嬉しいタケカワさんのデモテープがボーナス・ディスクで付いています。
デモといっても商品化するぐらいですから中々完成度は高いです。
ただディスク2枚合わせても1枚に収まる収録時間なのでデモ音源はボーナス・トラックとして
本編の後ろに入れて価格を下げても良かったのではないかと思います。
ゴダイゴのファンは両方聞きたいでしょうがアグネスさんのファンはデモ音源は不要という人も
いるでしょうし…
アルバムの内容自体には星五つを付けたいですね。