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恍惚の人 (新潮文庫)

価格: ¥724
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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素晴らしい ★★★★☆
この作品は、痴呆症をいち早く扱った文学作品です。高齢者介護に奮闘する家族の姿は現代にも十分通じるものがあり、介護医療の難しさは不変であることを思い知らされる作品です。
この作品が出版された当時は痴呆や高齢者介護問題に触れられ作品はなかったのではないでしょうか?作者がこの問題にいち早くスポットを当て世に放った事は素晴らしいと感じました。
介護福祉士過去問にも出ていました。 ★★★★★
過去問に出ていて、当時話題になった本らしく興味がわき購入しました。
久々に読みごたえのある素晴らしい小説にであったと思いました。多少言葉の古さはありましたが、本当に昭和の本なのか…と。逆に昔も今も介護の大変さは変わらず、結局旦那は奥さんに任せっきりなんだなと。
六十代の方にも貸したら懐かしいと喜んでいました。更に高齢者を敬う気持ちになれました。
自宅介護は大変 ★★★★★
政策で療養病床が激減し、自宅介護に移行する方針だが、この本を読んで、介護する人の負担がどれだけ重いものなのか。よく理解できる。自宅介護するとは、家族の誰かが、自分の人生を犠牲にして、全体力、全神経を注ぐということである。人間誰もが幸せになる権利がある。もっと国が高齢者を大切にし、介護に希望が持てる世の中になることを切に願う。
あれから30年が過ぎたのに・・・ ★★★★★
「老人介護」を扱った小説。
昭和47年に書かれた本書だが、本当に素晴らしい。
30年前の小説とは思えないほど「今」に近く「未来」を予測していたかのような内容。
年を取るのは生きている限り、年々やってくる。
その延長線上に「死」はある。
その途中・・・「痴呆」「認知症」「老化現象」「病」など避けられない山々たち。
今すぐ読んで!とは言わないが、
その時が来る前に・・・是非とも読んでもらいたいです。
有吉佐和子の文章は最高です。
行く道、来た道 ★★★★★
登場人物が夫々に、さもありなんと描かれ、臨場感たっぷりに読みました。今日現在の「居宅介護支援」「地域密着型サービス」「成年後見人制度」など、描かれている状況は変化への対応と言う形で進行していると思います。先がけて「今日」という未来を見通した先見性には敬服です。この小説では高校生だった息子が定年を迎えようとしています。彼はどうしているのか。また、彼の子どもは。物語に当てはめて想像しています。今日の社会や、家族、自身を見つめる契機を得ました。