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身がわり―母・有吉佐和子との日日 (新潮文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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母と娘の微妙な関係 ★★★★★
著者は故・有吉佐和子さんの娘である。
有名作家の娘に生まれた彼女が、その特異な生い立ちから、二十歳で母の
死にあうまでの、自己形成における葛藤を書いたもの。

同性であるが故に、母に向ける娘の視線は父に向けるそれよりも、時として
シビアなものがある。
従順な娘、反抗的な娘、またそれに対する母の反応。
母と娘はともだちなのか? ライバルなのか? 馴れ合いなのか?
母娘の数だけ、その形はさまざまであると思う。

どこか醒めた目で見ながら、母を強烈に愛する筆者の想いに心を打たれる。
母娘の関係について考えたことのある女性には、ぜひお奨めしたい。

と、まじめに書いてしまったが、有吉佐和子という人は、すごい才能があり、
頭が良くて・・・でも、でも、「おかあさん」ってみんな同じなのだぁと、
爆笑・微笑・苦笑してしまう本でもあるので、念のため。
有吉佐和子への招待 ★★★☆☆
上質な文章。デビュー作にもかかわらず、非常に美しい文章である。今になって、この点は母親から譲り受けたものかもしれないと思う。
読んでいると、ただ、作家とその娘というのではなく、もっと普遍的な情愛のようなものを感じ、切なくなる。
この本で有吉佐和子を知った私は、その後有吉佐和子の本にもはまった。教科書で触れる機会のなかった有吉文学に触れることができたのは本書のお陰だったと思う。
この本は、それ自体優れた随筆であり、そしてまた有吉佐和子への丁寧な招待状であるといえよう。
愛する困った家族を持つ方必読 ★★★★☆
有吉佐和子がどんなに
チャーミングで困ったお母さんだったのかを
娘が記した1冊です。

困ってしまうのだけど愛している人が
身近にいる方は
とても共感できると思います