イラストも美麗ですし、何より話が1冊でキレイにまとまっているところがいいですね。

「続編を出して欲しい！でも、出したら劣化しそうだから嫌！」

という絶妙のバランスでまとまった作品だと思います。
悪魔と人との禁断のなんとかを求める人は是非。
ヒロインとヒーローの関係を語る上で最後の話が秀逸だと思います。
異国の不思議な恋？の物語をちょっと1冊、という人にオススメな1冊です。

響ワタルさんコミックデビュー作品デス
旅する踊り子・リースの胸には大きな花のアザが
花付きといわれるその印は悪魔に心臓を借りて生きている証
16年経てば悪魔に心臓を返し餌食となる契約
リースは今15歳、なんとか生き延びる方法を見つけようと花を刻んだ悪魔を捜して旅を続けています
日々魔物達から心臓を狙われているリースの傍らにいて守っているシヴァ
幼い彼女を拾って育ててきた大事な存在、でもその正体は･･･
王子・ラシットや指輪の精・トールなど登場
アラビアンナイト風・ファンタジーです
同じ様に花付きの男・マアルフのエピソードは切なかったですね、２人はどうなっていくんでしょうか?

第１〜４話+番外編が収録されています
画面密度、絵柄は濃い目の作品です

生まれてすぐ心臓が止まってしまった我が子を助けようと母は悪魔と契約をし、その悪魔の心臓を借り命をながらえた少女リース・リリー。しかし、契約はリリーが１６歳になるまで。リリーは１６歳になるとその悪魔の餌食になるのだった。悪魔と契約をし生きながらえた者は皆、胸に花のアザがある。花のアザがある者は「花付き」と呼ばれ悪魔と取引をした子と忌み嫌われてきた。リリーは契約の内容を知り自分に花を刻んだ悪魔に会い命を永らえる方法を教えてもらうために踊り子をしながらシヴァ・レイとゆうリリーを昔ひろって育ててくれた謎の男と旅をする。シヴァがすごくかっこいいです。初コミックスだそうですが続きがきになります。