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詩歌の待ち伏せ〈1〉 (文春文庫)

価格: ¥550
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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素敵な詩歌に出会えます。 ★★★★★
『空飛ぶ馬』などの円紫師匠シリーズでも、さまざまな書物の紹介が出て来ていましたが、この本でも、素敵な詩歌や書物に関するエピソードが盛り沢山です。まさに縦横無尽。

コナン・ドイルが実は西条八十が絶賛する詩集を出していたとか、早稲田大学の教室の机に書かれていた塚本邦雄の短歌のアンソロジーの話とか、小学生の書いた心がほんのりと温かくなる詩とか、北村さんの博識、読書量にただただ驚かされる、それでいて語り口が丁寧、穏やかであるために、全然嫌味がない、何度も読み返したくなる本です。
ふとした出会いを〈待ち伏せ〉とみなす心 ★★★★★
「待ち伏せ」には参りました。この手の書名には引っかかるまいと、敬遠していたのですが、ふとのぞき見てしまいました。これまでに出合った詩歌の数々が自分を「ふい討ち」したとみなすのですから、その感受性の鋭さに驚かされるわけです。著者は団塊の世代生まれのようですが、経てきた人生の街角でふと出合った行きずりの詩歌の一節に「おののき」を感じていて、今書いているものにうまく紡ぎ合わせるのです。我々日常生活での「待ち伏せ」には魂胆・下心が感じられてイヤな気もしないではありませんが、「やあ、ここにいらっしたんですか」と言える詩歌に出会えるのは、人生のささやかな喜びのように思えてきます。詩歌に限らず、気の効いた言葉の切れ端でも、心に響くものはあるような気がします。言語感覚の鋭さですか(雅) 
楽しくて楽しくてたまらない ★★★★★
北村薫氏が博識であることは、彼を知っている人にとっては常識なのだろう。
日本の古典に詳しく、海外のミステリーから純文学、詩まで手広く読んでいて、漢文も強いし、落語についてもいやに詳しい。
文学との出会いのチャンスを与えてくれる役割と、文学界のうわさ話に触れる楽しみを提供してくれる。
文学のミーハー族向けですね。
ある文学作品をとりあげて・・・この場合は詩歌ですが・・・そこから芋づる式に次の詩歌や文学、書き手について話題が移っていく。 そういう本です。
ありがとうございました ★★★★★
この先生に教わった生徒達はなんて幸福な生徒達だったんでしょう。
詩歌の魅力を分かり易く説明してくれる。その語り口は柔らかく、それでいて詩歌への愛情、語らずにはいられない情熱に満ちていている。
詩に馴染みがなく、知らない詩、どころか知らない詩人も登場するのですが、その魅力をたっぷりと味わうことができました。
北村先生、ありがとうございました。