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青い鳥 BOXセット [DVD]

価格: ¥23,940
カテゴリ: DVD
ブランド: TBS
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   さびれた田舎町の駅員である理森(豊川悦司)が、地元の実力者である名家の御曹司広務(佐野史郎)の再婚相手であるかほり(夏川結衣)と人知れず恋に落ちる。さまざまな障害を越えてふたりは愛し合い、理森になついたかほりの連れ子の詩織(鈴木杏)を連れ、3人であてのない旅に出る。
   企画準備に1年、北海道から沖縄までをたどるロードムービースタイルの撮影に半年を費やした、ドラマの枠を超えたラブストーリー。脚本家・野沢尚がその力量を存分に発揮し、前半は主人公の理森と恋人のかほりの愛の逃避行、後半は逃避行後の理森とかほりの娘・詩織を中心に2部構成で描き、複雑な人間関係、理森、かほりにまつわる過去など、ミステリアスな要素もふんだんに取り入れて、ラブストーリーものを好きでない人まで夢中にさせた。佐野史郎ほか脇を固める役者陣の演技も素晴らしく、キャラクターひとりひとりのバックボーンが透けて見え、奥深く豊かな作品となっている。(茂木直美)
ほんとうを捜して ★★★★★
言うまでもなくドラマ史に残る傑作です。

放送から13年経って今改めて考えるのですが、この物語は現実に縛られることからの離脱がテーマなのだと思うのです。
オープニングの縛られた鎖、鳥籠、死んだ兄の夢を継ぐ、母の駆け落ち、借金の為の再婚、厳しい躾、刑務所、仮出所等、物語は縛られることを象徴する状況、アイテムでちりばめられています。
脚本家の野沢さんは束縛へのアンチテーゼとしての自由への渇望をこの作品で描きたかったのではないでしょうか?

現実の縛りに抗って人生の「ほんとう」を見つけることはなかなか容易ではありません。
でも探さそうと足掻かない限り「ほんとう」は絶対に手に入らないよと言う強いメッセージが隠されていると思うのです。

脚本家自身の自殺も含めて考えさせることが多いドラマですね。
幸せの青い鳥 ★★★★★
豊川さんが出演されてるドラマの中で一番のお気に入りです。

それぞれの登場人物たちの幸せの模索は悲劇を生みます。しかし、それでも幸せを探し続ける登場人物たちには心を動かされました。
「幸せってなんでしょうね。」という問いかけが、とても好きです。


だっただけに、終わり方は個人的に残念でした。理森の幸せとは詩織と歩むことと丸め込んで単純化してしまったように思います。「青い鳥」の通り、身近に幸せがあることをいいたかったのかもしれませんが。。

しかし、ラスト以外は堪能できるドラマでした。理森以外の登場人物の視点から幸せのあり方を観ても面白いかもしれません。
☆永作博美☆ ★★★★★
豊川さん夏川さんばかりが、注目されがちですが、永作博美さん素晴らしいです。

主役級の女優さんが、ここまで自然に脇役に徹する姿に、感銘すら受けます。

安定感ある脇堅めゆえに、出来た、傑作ではないでしょうか。
夏川結衣さんが良い ★★★★★
リアルタイムで見ていました。当時から夏川結衣さんのキレイさにはドキドキしていました。

特に好きなのは、理森がしおりを抱っこして電車に乗るシーン。
かおりが、電車の外にいる理森から電車の中に入ってくる理森へ視線を移す時に、よろけるんですよねぇ。あれがとてもステキです。

そして「怖くなったの?」と聞くところ。
夏川結衣さんが、声のトーンを下げて「怖くなったの?」と聞く時に女の強さを感じます。と同時に男の弱さも。


しかしながら、この作品はスタッフロールに夏川結衣さんが2番目(準主役)に配しているとはいえ、本当は、理森としおりの物語だと思います。
前半も、しおりが理森に9歳なりの告白をした瞬間から(いえ、その前からも)、しおりは理森を「愛の対象」としてみており、でも9歳の自分と30歳の大の大人が釣りあう訳はないので、自分のお母さんと恋愛している理森でも、そばにいてくれるだけで単純にうれしいと思うもの。
後半は、20歳の年の差なんてもろともせずまっすぐな恋愛。初恋で他に好きになったこともないので、不器用な表現しかできない。という感じで。

山田麻衣子さんは、最初は「う〜ん・・・」という感じですが、独特の雰囲気があり、この作品にとても合っているかも。とも思います。素ではなく、役として出せているのなら彼女はすごい!と思います(私には、なかなか他の作品で彼女を見ることがないので、今のところまだ判断がつきかねます)。
この作品を見てから山田麻衣子さんの他の作品も見てみたい!と思いました(まだ見てないですが)。



当時は「トレンディドラマ」全盛期で、都会にかっこよく生きる男女のオシャレな恋愛ストーリーが流行っていた時に、東京は1シーンも流れず、北海道、鹿児島など日本を縦断するストーリー、更には好きな女性の”娘”との恋愛(ロリ)というちょっとドロドロな恋愛は、かなり画期的な冒険であったと思います。
心に響く作品ー贖罪ー ★★★★★
“トヨエツ”ブームの折に、ドラマを観る機会もなく、写真から“暗そうな人”といった
イメージしかなく、2010年始めて「愛しているといってくれ」を観てファンになり、こち
らが彼のドラマ2本目です。

「幸せ探し」がテーマのドラマと言ってしまえば、何だかとても楽しそうで、そのレビュー
が常に頭にありましたので、まさかこんなに重たいドラマだとは思いませんでした。

このドラマは「贖罪」がテーマだと私は思います。5歳の時に自ら背負った罪の意識、
そして不倫の制裁、目の前で死を選んだ愛する女性への罪の意識、実の娘のような
愛しい小学生から母親を奪った罪の意識、と全てが目に見える分かり易い罪だけに、
途中まではかほりとの美しい不倫に心を奪われていた私も、だんだん観るのが憂鬱に
なったくらいです。まして、目の前で自死されたら、一生立ち直れるものではない
んです・・・しおりも同じです。母親に自死によって見捨てられたら、やはり立ち
直れるものではないです・・・これが現実なら。
それでも生きなくちゃ、と理森に言わせる脚本家野沢さんの魂のぶれを感じる気も
します・・野沢さんは他にもそれでも生きなくちゃ、と書いていらっしゃる文章が
あります。

愛していると言ってくれ、程度にはトヨエツにも笑って欲しかったのですが、この
内容では笑顔の余裕もヒマもありません。本当に彼の微笑みさえ殆どないドラマで
すが、ミーハー的にみれば、トヨエツは影のある役が似合うし、長野、日本海、
北海道の美しい情景の中で繰り広げられる儚く哀しい愛、鹿児島での再生の愛、と
いずれも美しく堪能できます。

理森とかほりの縁日での手のラブシーン(二人の表情)。駅でかほりを追いかける
直前の苦渋に満ちた理森の表情。広務と理森の死闘。刑務所でのみきこに見せる涙。
理森と前田吟の親子関係そして、前田吟の演技。しほりの子役の演技。
たくさんの素晴らしいシーン、演技があり堪能しました。山田麻衣子さんだけが
残念かな。

理森、かほり、しほり、この3人は、童話、青い鳥のお話のように、不幸を目安に
出会ったんですね・・・

しかし、見方を変えると、理森もあまり頭のよくない二人の女性にひっかかった
だけ・・ともいえなくもないですが・・・みきこちゃんいい子だもの。