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実践ネットワーク分析―関係を解く理論と技法

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 新曜社
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この本では理論と技法は身につかない ★★☆☆☆
本書は3つのパートからなっています。それぞれに表題をつければ、
(1)社会学における理論とは何かについて
(2)ネットワークの特徴を抽出し数値化する方法
(3)ネットワーク的な考えの理論への適用など
といったところでしょう。3つのパートの間の関連はあまりありません。

(1)は面白く読めましたが、(2)以降は非常に分かりにくいです。紹介されている方法の説明はいいかげんで、紹介されている指標を用いるとなぜネットワークの性質を数値化することができるのか疑問が生じます。また数式に間違いが多くで、この本を読んで実際に計算してみることは到底無理だと思われます。(最後の章にネットワーク分析のソフトウエアが紹介されており、それを手に入れることが出来れば一応使え!るということなのか)詳しい説明は参照文献に読むようにとのことですが外国語の社会学専門誌を簡単に手に入れられる読者はあまりいないでしょう。

最後の章に住友グループの企業関係を紹介した方法で分析する興味深い例が載っています。しかし計算結果をたくさんの表にして提示しているだけで考察は全く与えられていません。「これらの指標は、単なる数値計算の結果にすぎず、ネットワーク指標がもつ含意と企業の行為についての説明でも理論でもない」と書かれており、何のために例示したのかと疑問に思わざるをえません。

結論として本書は今ひとつで、よほどネットワーク分析についてが知りたい人以外にはお薦めできません。

入門にはなるが… ★★☆☆☆
ネットワーク分析について日本語で読める数少ない本であることは評価できるが、数式の表記の不明確さ数式自体の誤り(密度はΣni/2n(n-1)ではなくΣni/n(n-1))などにより、記述の信頼性が損なわれている。第一部における筆者の研究姿勢には大いに賛同できるが、以降の文章からは、第一部で賛美している数学的論理的感覚があまり感じられない。数学好きないわゆる「理系人間」には、線形代数に関する記述の少なさだけでなく、その文章構成からくる筆者の数学的センスに物足りない印象を受けてしまう。
しかし数理的な感覚に基づく社会学が日本にも広がるのを促進してくれる本だと思う。
面白く読めます ★★★★☆
ネットワーク分析は真剣にやりだすと,非常に難解な学問ではありますが,それを非常にわかりやすく解説してくれています。たとえも身近な事柄を取り上げていますので,この分野の入門としては最適な本ではないでしょうか。また,他の分野にネットワーク分析をとりあえず取り入れて見たいという方にも,ネットワーク分析を実社会や別の学問領域に応用する方法が取り上げられているのでよいかと思います。