好評の狭小住宅シリーズの３巻目で、３９人の建築家による５２件の住宅が紹介されています。この類の本の場合、シリーズが進むに従って、建て主よりも、建築家が凝って、突拍子もない個性的な物件になっていく傾向があるのですが、このシリーズは、３巻目になっても、住み手（＝建て主）のこだわりを反映した実用的な物件が掲載されているのが嬉しい所で、将来、自分が建てる際の参考にもなります。一方、眺めて楽しむ分にも、狭い土地ながらも、建て主が持つこだわりを、建築家がどのように解決したのか、写真と文章で解説されており、楽しむことが出来ます。
また、３巻目になると、１、２巻で登場した建築家もしばしば登場し、好みの物件があって、建築家を見ると、やっぱりあの建築家なのかと発見して嬉しくなったりするという楽しみもあります。
住宅、とりわけ狭小住宅ファンには、お奨めのシリーズです。

　確かにこの本で夢は見られるでしょう。住み心地のいい家を建てるのに、土地の広さは関係ないと。しかし、実際に家を建てようというときには、夢ばかりではやってられないです。もうちょっと現実的に物事を見るための情報も欲しかったっていうか。予算のハナシにほとんど触れてないっていうのが、自分的には「ダメじゃん！」って感じです。建物の工事費と、建築家の料金を載せてて欲しかった。相場がどれくらいか見たかったんですよ。建築家の方々は、料金をあまり表に出したくないかもしれませんけど（笑）。
　そんなわけで、星３つです。

狭い敷地に工夫して設計された家の数々。
家族の人数が記入されてる辺りも参考に
なるかも。

将来設計として又、セカンドハウスを持とうと
してる方にも役立つ内容かと思う。

こんなに狭い土地でも立体的に持ってくることで
実現可能になり、機能的で無駄のない生活が出来る！
そう実感できる本です。