介護「学」の書でした。
★★★★☆
親の介護をしていて実際何が最も大変かといえば排泄関係です。それで本書を購入しました。内容は平易な文章で書かれて参考になる箇所も多々ありますが、実践の書を期待していた自分としてはちょっと的外れだったかなという印象です。これはどちらかといえば介護学とある通り介護職の人向きのようです。しかし、著者は旧来からの理論・理屈にとらわれず老人の立場にたった考え方や現場での実践から得られた知識などをよく理解して解説していると思います。
とはいえ、介護のプロのみならず、介護者その他の人にも読んでもらいたい良書です。
排泄ケアの大切さ痛感。
★★★★☆
みなが参考にされるべき内容と思います。
三好氏は当然理解されているでしょうし
そんなことは、当たり前と思われる方には問題ないのですが、
P154の記述「効果がありません」については、え〜と思いました。
よく考えれば「効果なし」=「不必要」の意味ではないと分かったのです、、、勉強不足でした?
よく分かっておられる方にはおせっかいなおはなしですね(^^;
三好理論すべてについていえることですが、ベースとなる介護の基礎学の理解が必要ですね。
これを読むとオムツ外しをせずにはいられなくなる
★★★★★
高齢者介護の「排泄」にスポットを当てた本書。
●何故、病院・施設にはオムツをつけた老人が多いのか
●何故、オムツではなく、トイレ(ポータブル含む)での排泄が良いのか
●オムツをつけていた人をトイレで排泄するようにするには、何からやらなければならないか
が、ベッドやポータブルトイレの種類や高さ、
人間の身体の中で起こっている排泄システム、便秘の種類や対処法等、
具体的に、詳細に示されているため、大変分かりやすく書かれています。
これを読むと「オムツが老人をダメにする」と痛感させられ、
オムツ外しをせずにはいられなくなります。