大変参考になります
★★★★☆
この本は、絶版である浦上栄氏の著書「紅葉重ね(斜面の手の内の整え方)」「弓具の見方・扱い方」「離れの時期」に「日置流射法大意」を加え、浦上直氏、浦上博子氏が校註を加えて復刻したものです。
斜面に構える方にはもちろんのこと、弓具についても製法など細かく書かれていますので、矢を射ることだけでなく弓道について深く研究してみたい方や、正面で打ち起こす方にもとても参考になると思います。
ただ、文体が古く多少読みにくい感はぬぐえませんが、原文を尊重した結果だそうです。今から弓道を始めてみようと思う方にとっての入門書というわけではなく、初中級者向けといったところでしょうか。