運転手さんがバスのルートをはずれてまで、 僕を案内してくれたこともあった。 誰にでもそうしたいくつかの思い出があるに 違いない。今ではすっかりのらなくなってしまったが。 この本を読んでいるとそんなことを思い出す。 泉さんの口から語られる様々な路線は、みんな どこか懐かしく、ちょっと滑稽だ。 たまには電車にのらずにバスをつかってみるか。