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Scilabで学ぶディジタル信号処理―DSPシミュレータで試しながら理解できる (ディジタル信号処理シリーズ)

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: CQ出版
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DSPシミュレータが面白い ★★★★★
ディジタル信号処理は難解な分野ですので、書籍で理論だけを勉強するというのは、特に初心者にとってはつらい作業となります。この本は、著者オリジナルのDSPシミュレータというソフトなどが添付されていますので、理論を自分で試し確認しながら楽しく勉強できるようになっています。これは素晴らしいことです。著者は、東京電機大学の三谷教授でこの分野の書籍の第一人者とも呼べる方です。読者に理解させるための工夫が各所になされています。電気・電子系の出身者以外の方には、この本でもまだ取り組みにくいかもしれませんが、DSPシミュレータなどを操作しているうちにだんだん慣れてくるのではないかと思います。自分に理解できるかな、などと心配せずに気楽に楽しむつもりで本書に取り組まれればいいのではないかと思います。最初から全部理解しようとせず、理解できるところから理解していけばいいのではないでしょうか。この本はこのような読み方も可能にしてくれます。
パソコンで体感学習! わかりやすい! ★★★★★
 「フリーソフトScilabで試しながら、DSP(ディジタル信号処理)の基礎学習ができる」という著者が渾身の意欲作で、初級レベルは容易に突破できよう。著者オリジナルの信号解析コマンドを入力するだけで、信号波形や周波数特性のグラフが簡便に表示でき、目で見てわかる。初心者にとっては、Scilabプログラミングが不要なので、非常にありがたい。ただ、Scilabプログラムを自分流に改編してみようという人にとっては、物足りなさが残る。このことを除けば、DSP自習書として最適な良書、是非ともご一読をお勧めしたい。
お勧めはできません ★★★☆☆
デジタル信号処理のことを学びたいと思って手に取りました。

内容はまぁまぁ分かりやすいです。
全てのプログラムを一通りやればデジタル信号処理については初級レベルを突破できると思います。

が、細かいところを見ると良くない点が多いです。

一番気になったのがサンプルのソースコードです。

オリジナルの組込み関数が多く用意されているのですが、関数名の付け方などにセンスを感じられません。
例えば乱数を生成する関数にRANSUという関数名を付けていたり。
これでは変な癖がついてしまいます。

Scilab組込みの関数を使って書ける部分は少々冗長でもScilabの関数を使ってそのまま書いた方が学習者のためになるのではないかと思いました。

既にmatlabなりを使ったことがあり、ソースコードを読んで自分なりに噛み砕くことのできる技量を持っている人は問題ないのかもしれませんが...