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鏡花短篇集 (岩波文庫)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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長編よりも読みやすいです。 ★★★★★
神秘的表現が定評の鏡花の傑作ぞろいの
短篇集。
長編はちょっとと思っている方、
ご安心ください。
この作品は適度にまとまっていて
読みやすくなっていますから。

お勧めは雀の話の「二、三羽…」や
河童の出てくる「貝の中…」です。
神秘的な雰囲気も堪能できて
不思議な感じを味わえるはずです。

古めかしい文章が
少々出てきますが
たいていの作品は
中学校程度の古典ができれば大丈夫でしょう。
初めての鏡花作品 ★★★★★
「竜潭譚」をはじめて読んだときの、脳内イメージは未だにはっきり憶えています。
内容としてはよく理解できていなかったのですが、坂道の両側に、ぶわっ と、
咲き乱れるツツジのイメージが、視て来たかのようにありありと。。。
「薬草取」のラストもまた然り。

「二、三羽―十二、三羽」「雛がたり」はなんだかエッセーのような語り口で、でもやっぱり不思議な終わり方。

やっぱり細かい内容は解らないことが多いのだけど、うたた寝のときに視る夢のような、とろりとした味がします。

鏡花初心者に、ぜひお勧めします!

鏡花の文章 ★★★★★
赤ちゃんのすずめに餌を与える親の描写。「チイチイと、ありッたけ嘴(くちばし)を赤く開けて、クリスマスに貰ったマントのように小羽を動かし、胸毛をふよふよと揺(ゆる)がせて、こう仰向(あおむ)いて強請(ねだ)ると、あいよ、と言った顔色(かおつき)で、チチッ、チチッと幾度(いくたび)も、お飯粒(まんまつぶ)を嘴から含めて遣(や)る」(92ページ)。この文章が、不思議な「すずめのお宿」に、いつのまにか読者を、いざなってくれます。「ふよふよ」のかわいらしさ。若い女性の方に。