内容は良いのですが・・・
★★★☆☆
思っていたよりかなり薄かったです。
121ページで紙も薄めです。
岩合さんは有名な方ですし、なおかつ500円と安いので
返品はしませんでしたが私は少し物足りなさを感じました。
写真もエッセイも素晴らしく、ネコさまへの愛情が伝わって来ましたが
正直なところ、あまり読み応えを感じませんでした。
ねこの生態
★★★★☆
2004年に岩波書店から出た『猫さまとぼく』の改題・文庫化。
かなり写真の入れ替えが行われているらしい。
微妙なタイトルの変更だが、岩波から新潮社へと出版社の違いにもよるのだろうか。
日本各地、それからギリシャなどの猫の写真である。それにしても、どこにいても猫は猫で変わらない。のんびりと、あるいは傲慢そうに、また幸せそうに暮らしている。
猫たちのゆったりと過ごす姿が収められており、見るほどになごんでしまう。
いい本だ。
ほっこり・・・・・
★★★★★
猫好きにはたまらない・・・・
猫たちへの愛のこもった写真と文章
いや、猫が苦手な人でも
きっと、ほっこりできます
この世で美学的に完璧なもの
★★★★★
この世で美学的に完璧なものがふたつある―それは猫と時計。フランスの哲学者アランのことば。イワゴーさんもアランと同じ種族に属しているのではないか。ファインダー越しに街角の「ネコさま」を見つめるイワゴーさんの目は一瞬冷徹な光りを放つかもしれない。
だが、その頬が笑みをたたえていることをぼくは知っている。ぼくままだ嫌いな猫に出会ったことがない。あなたにもぜひ美学的に完璧なイワゴーさんのネコさまたちに会ってほしい。kittycat
ネコさまさま
★★★★★
フルカラーのネコの写真がたっぷり入って、岩合さんとネコとの物語も綴られ、写真集的にもエッセイ的にも楽しめるお買い得な文庫本です。
ネコの写真は、日本のものも海外のものも収録され、非常にかわいいものばかりです。
岩合さんのネコ写真のかわいさは、「悶絶!カワイイねこ写真」のような媚びたものではなく、ネコが人々の日常や風景になじみ、
あたかも撮影者自身がネコの社会の一員となってドキュメンタリー的に撮影したかのような自然さにあると思います。
その結果、ネコの日常をのぞいているような面白さがあり、何だか人間くさいネコの仕草も見られて、かわいくて楽しいのです。
文章は、犬と遊んでいた岩合さんのネコとの出会い、各地での撮影のエピソード、我が家のネコ海ちゃんの話などがあり、
ネコへの想いが伝わってくるエッセイになっています。写真集としても見ごたえある文庫です。