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札幌学 (新潮文庫)

価格: ¥578
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
統計数字だけで、認識の誤り多し ★☆☆☆☆
期待していませんでした。
どうも札幌に住んだことも、北海道に居住したこともないようですので、
そこまで求めるのは酷かもしれませんが、「学」というからにはそれなりに
きちんとしたものを書いてほしいですね。
北海道史、札幌市史の抜書きと、各種統計をまとめただけのお話です。
では定量的な話ではなく、定性的な話の正確性はどうか?
取材はしているようですが、間違っています。
P125のスープカレーの記載は大間違いです。
どこから取材したのか、出典が書いていないのでわかりませんが、「1993年、マジックスパイスという店が
用いたのが最初のようなのだが・・・」と書いてありますが、これ間違いです。
「マジックスパイス」は現在の店舗の前に栄通り18丁目に小さな店舗を構えていました。
開店当時、まだ店も閑だった頃10回ほど行きました。
既にその当時で「スープカレー」という言葉は使用されていました。
「スリランカ狂我国」「アジャンダ」「ポレポレ」等々を紹介するとき使っていました。
ちなみにどの店も現在もあります。
私が知る限り、1980年代で既に「スープカレー」の言葉は使われていました。

どこでもジンギスカンについても間違いです。確かに私の子供の頃はそうでした。既に数十年前のことです。
現在はジンギスカンではなく「焼肉」です。牛肉、豚肉、ホルモン等々、普通の焼肉をやっています。
もちろんジンギスカンもありますが、100%ではありません。

それに一戸建ての玄関にはサンルーフが常識とありますが、
札幌ではあれはサンルーフとは言いません。「玄関フード」と一般的に呼びます。
リフォーム業者のホームページでも開いてもらえばすぐ出てきます。
こんな例をあげればキリがないくらい、内地人の思い込みで書かれている本です。

この著者は名古屋のご出身のようですが、道産子の私が名古屋の味噌カツ、天ムス、八丁味噌のことを
訳知り顔に間違いを書いても、心広く受け止めてくれるのでしょうか。

本を書くなら、きちんと取材して書いてほしいものです。
これがこの出版社で出るとはねぇ。内容のチェックはしないのかねぇ。
「札幌学」というよりも「札幌楽(がく)」!? ★★★★☆
北海道の地方出身で仙台・東京・大阪に住み、Uターンで現在札幌在住の私としては、
目新しいことはさほどないが、それでも第3者の視点ではこう見える・感じるのか、
という点で結構面白く読めた。

確かにケンミンショー的な本とも感じられる。
私としては結構ポジティブな感じにとらえられた。
しかし「札幌学」というよりは「札幌楽(がく)」〜札幌を楽しむために〜の本といえる。

札幌をアジアの北欧(またはスイス的な地域)の中心都市として益々海外へアピール
するためには、本州人の視点を越えた、海外(外国人)の視点の本も期待される。
(これは、本書のレビューからは外れてしまった)

札幌より範囲の広い「なまら北海道だべさ!!」あたりと一緒に読めばもっと興味関心も
深まると思われる。
札幌がすきなのでしょうが。 ★★☆☆☆
札幌が好きなんでしょうが、馬鹿にされている感じが否めないですね。
鳥麺ってなんですか。定番と書いてましたが、知らないです。
24条は近所なので、定番なら知っていると思いますが、聞いたことがありません。

誤解があるといけないので、書いておきますが、
本書のように札幌の女子が軽いコばかりだと思うと痛い目合います。
ご注意を。

札幌の魅力を感じられます ★★★★★
札幌と福岡は、転勤族にとって「憧れの地」だそうだ。
どちらも有名な歓楽街があって都市的な楽しみには不自由しないし、食い物がうまい上に生活費が安い。しかも都会の本社(東京)から適当に遠くて羽が伸ばせる!

本書では札幌の魅力が縦横に語られているが、評者が個人的に面白かったのは「札幌人はどこでもジンギスカンをする」という一節だった。評者は札幌の姉妹都市である米国オレゴン州ポートランド市に暮らしたことがあるのだが、あちらの人々も夏になると公園で川で山で、もちろん家の庭で、やたらにバーベキューをしていた。札幌人のライフスタイルというのは、どうもアメリカ人と似ているらしい。そう言えばタテヨコ直角に街路が交差しているまちの構造だってアメリカっぽい。何より家が広いし。

もう一つ。知り合いの札幌人に、異様にゴキブリを怖がる人がいた。わけを聞いてみると、東京に来て始めて「ゴキブリに飛びかかられる」体験をし、それがトラウマになったのだそうだ。札幌では、夏でもゴキブリが飛ぶ温度にはならないらしい。日本は広い、と思った。
ケンミンショー的本 ★★☆☆☆
書店で見かけて、パラパラと読んでみました。
良く言えば「読みやすい」、悪く言えば「内容が浅い」といったところでしょうか。
昨年ベストセラーになった血液型の本に通じるところがあるような気がします。
内容について、著者の適当な憶測では?というところがいくつかあり、
買うのはやめました。
札幌のことを良く知りたいという人は気をつけたほうが良いと思います。
単なるエッセィとして読むなら面白い本だと思います。