結論なしの読む価値なし、低知性の著者
★☆☆☆☆
この作者の作品は全て読んでいるが、普通に新聞記事を読んでいればわかるようなことと、
○○幹部、とか○○組系、などという言葉を多用し、意見に過ぎないのに結論を出し、
最低のレベルの本を書いているに過ぎない。裏を取ったといいながら裏を書かないのは、
嘘を書いているのと同じである。本書でも権力や利権構造があるように示しながら、臆病
なのであろう、それらを糾弾することもない。自画自賛の文章も出てきて吐き気がする。
まさに売文屋だ。こういう本に喜んでいるのは馬鹿な読者だけ、警察官僚も私の知り合い
にいるが、どうしようもないと言っていた。そもそもまず殺されるのが怖いなら書くな。
書くなら家族も含め殺されることを覚悟して書け。そういう気概がなければただのゴシップ
でしかない。それが著者の目的であるならただ軽蔑するだけだが。立花隆を少しは見習え。
従軍記者を少しは見習え。小林よしのりを見習え。命を懸けて物を書いている者を貶めるな。
それから被害者に何の配慮もないのも呆れてものが言えない。被害者はこの本は絶対に
読みたくないだろうし、売っていて欲しくないだろうし、存在していて欲しくないと思う
はずだ。筆者は、被害者や弱きものに対する想像力が皆無なのだろう。
加筆が必要
★★★☆☆
時事ネタで公判途中に執筆されているので、
今の実情とかなりかけ離れている点も多々ある。
しかし当時としてはよく書けている本だと思います。
オウム事件の背景、国際的陰謀と闇社会・政治家の利権
★★★☆☆
あの一連のオウム事件の背景には何があったか、一般には知られていないことを取材にもとづいて記述する。疑惑の次元から出るものではないが、だいたいどういうものであったか、めぼしがついてくるように書かれている。ただ、それはあくまで事件の外側の背景であって、教団発展の信仰の内部心理については追求されていない。あとがきにただ一言、「思い込みの激しい小市民が起こした犯罪」とあるのみでは、浅薄すぎてコメントのしようもない。サリン事件の直前に防毒マスクの製造企業の株価が急昇したという事実の指摘は、グリコ森永事件の時の闇社会による経済犯罪を思わせて興味深かったのと、オウムに直接つながらなくても、北朝鮮をめぐる政治家たちの利権追求の動向の話が興味深かった(この箇所が最も面白く読めた)。
確かにオウムに存在する闇の深さが不気味。
★★★★☆
本書で書かれている内容は、いつもどおりの一橋文哉の著作どおり、本当かよ?と事の真偽を疑いたくなる内容も含まれているが、よくよく考えていてみると、オウム真理教に関しては深い闇が存在することは明らかではないだろうか。村井刺殺事件、坂本弁護士事件、国松警察庁長官事件、そして国松警察庁長官を狙撃したと自供した警察官等、一連の過去の報道を素直に受け入れるにはあまりにも多くの謎がうごめいていると思わざるを得ない。その事実を振り返ったときに、一橋文哉の著作には一定の説得力がもたらされえる。特に北朝鮮による日本人拉致事件等の最近の動向に振り返ったときに、オウム真理教に群がっていた闇の人々の影が浮かび上がってくるような印象を受けた。そして彼らに対してなんら真実が明らかにされていない以上、不気味さが一層増加する。今後、オウム真理教事件に付いて何らかの進展が見られ、闇の世界が少しでも明らかにされることを期待してやまないが、それは政官財や警察組織を巻き込んだ利権という呪縛で結ばれたわが国の社会体制には、期待するだけ無駄なのかもしれない。闇はあまりにも深いのではないだろうか。一橋の著作はその闇にほんの少しでも光を当てることに成功しているのではないだろうか。
村井刺殺犯・除受刑者は北のスパイだった
★★★★☆
オウムとロシア・北朝鮮に及ぶ闇の連鎖、
政界をも巻き込む陰謀に愕然とした。
村井刺殺犯・除受刑者は北のスパイで
村井の口封じのためだったのか。