先生は「常に物事を考えなさい、哲学しなさい」とおっしゃっていたと思います。それがこの本の核心である「問い」をもって生きることだと思います。
先生は「最悪の事態を想定して考えなさい」と教えてくれました。これが「マイナス思考ができる人間になりなさい」だし、「種類の違う本を並行して読む」「ハッタリをかます」「発想の源泉は言葉や文体にある」ことも教えていただいた。
新たに教わったことは「服装をも含めた外見は、人間の心を大きく左右する」だし、「人は必ずなりたいものになる」ということである。
そう、「なりたいものになる」というのは、人はどうしようもなく、自分がなりたい方向に引き寄せられていくということ。現在の自分の状態は、望むと望まざるとにかかわらず、自分が心のどこかでイメージしていた姿を映し出している。
先生は毎日が楽しくて仕方ないという。私もその境地に近づきたいものだ。