國府田マリ子失墜のきっかけは、4thアルバム「なんでだってば!?」、彼女がやりたい音楽と、ファンが求めるアイドルとしての國府田マリ子の方向性が道を違えたからだと強く思う。どうしてこのアルバムや5thアルバムが先に出ていなかったのかと悔やまれる。このアルバム、「もんしろちょう」から「GOAL」の流れは絶妙…「GOAL」は改めて聴いても何とも言えない力強さと勇気を貰える曲。「もんしろちょう」はLIVE verでないのが残念。真に迫る迫力がないのがもったいない!全部の曲をオススメ出来ないが、聴いていて心地よい安らぎを感じるのは間違いない。

ライブに使えそうな曲がほとんどない。ポジティブなメッセージ性は伝わって来るが、曲が少し技巧に走りすぎて、失敗した感が無くも無い。歌の方がおそろかになっているように感じた。前作のアレンジ路線を悪い方向で継承したように感じた。
もんしろちょう、その時まで、ゆらゆらは名曲。

　前作の「そら」が明るい、ポジティブな曲調ぞろいだったが、今回は暗い、でもどこか暖かいバラードが中心になっている。
　私のオススメは「もんしろちょう」。シングルからアレンジされている、というわけでもないが、アルバムの中で聞くとまた違った雰囲気がある。私だけかもしれないが、私にとってはこの人ならではの特徴だ。

　全部バラードというわけでもないので、単調にならないのも良し。
　なかなか聞きごたえある作品である。