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WICA(ウィカ)

価格: ¥3,059
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージック・ジャパン
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孤高の天才エポさんご自身の葛藤と内面の解放が生んだ人類史上指折りの名盤♪ ★★★★★
作業をしながら、バックグラウンドで聴いとったのに、終曲「見知らぬ手と手」では、ついに聴いとって涙が溢れてきた。こんなに感動したのは、やはりEPOさんの「音楽のような風」をクルマのラジオで聴いたとき、ベートーヴェンの15, 13, 14番のカンタービレに聴覚を失った楽聖の老境を思ったとき、やはり聴覚を失い、精神まで蝕まれてもボヘミアの自然や愛の力強さを歌ったスメタナのわが祖国、キース・ジャレットのピアノソロ、晩年のジュリーニ先生の名演群くらい。

何回か聴いとりますと、シンプルなフレーズの繰返しがキースの「ソロ・コンサート(ブレーメン、ローザンヌ)」「ケルン・コンサート」中の夢遊して進むような楽想に通じますなあ。また、シタールやインド打楽器を導入したWicaが、本作の音楽的中身を深いものにしとる(ビートルズ、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、キースが同じ試みをしたことは衆知)。

EPOさん自身の天才のお陰で生まれた、幻想的な旅のようなアルバムではありますけども、それを生んだのはエポさん自身が自分の本当にやりたい作風と商業主義との間で葛藤し、またお母さんとの葛藤でセラピストの資格をえられるまで内面を見つめ直したことが感じられる。ポップスの傑作などという表現は失礼で、人類史上指折りの名作と評したいです
Epoのターニングポイントにして最高の傑作 ★★★★★
前作「ファイヤー&スノウ」がヒップホップというかハウス、シングル「エンドレスバレンタイン」が往年のディスコソウル、「日本人初のヴァージンレコと契約」などと盛り上がっていたのが80年代末から90年代初頭のEPO。その後しばらく鳴りをひそめていた(ロンドンに行っているのかと思っていた)あと、特に宣伝もなく92年に出ていたのがこれ。

なにしろ、きらびやかなエレクトロAORポップからいきなりのドアコースティック、ニューエイジ路線は衝撃的で、当時の耳には「何でぇこの子守歌みてぇなやつぁ」つー違和感さえあった。歌詞のほうも「百年の孤独」「ねぇ、こんなこと考えたことある」を筆頭にフツウではない。思えば、ここからがepoにしかできない音楽の誕生であり、本当にスゴクなっていった発端だったのである。さらにいわせてもらうと、POPとARTとキッチリ折り合いつけていた、という点で、EPOのニューエイジ作品の中でも最高の部類に入る、すばらぴーアルバムです。

ワタクシが一番好きなのはラストの「見知らぬ手と手」。ここからプライウエートライヴや草の根的音楽活動へ移行していくEPOの意気込みが感じられつつ、人生の行方を見失いがちな20台後半の自分にスゴクフィットしていたのである。

時間と空間を旅する50分 ★★★★★
陳腐な表現で申し訳ありませんが、このアルバムをはじめて聴いたとき、まさにこれが天才の仕事なんだな、とはっきり思いました。

ただ座って目を閉じて聴いているだけで、思い出せないほど昔に見た懐かしい風景、ちょっとだけ恋に疲れた女性の小さな部屋、まだ行ったことのない異国、果ては無限の宇宙にまで、聴き手の心は時間と距離の制約を超えて自由に飛び回ります。

歌と演奏だけでこれほどまでに鮮烈にビジュアルを紡ぐことができる才能に、ただただ圧倒されたことを覚えています。まったく隙のないアルバムですが、あえて一曲選ぶなら(11)。ちょっと切ない歌詞ながらも、軽やかなメロディーと散りばめられた遊び心がほんのり温かです。

EPOという名の旅の途中 ★★★★★
このアルバムは多分EPOという人の旅の途中の作品の中の一つなんだろうと思う。私が知っていたEPOとは全く違う彼女がそこには居た。そしてびっくりした。EPOという名を巡る彼女の旅は未だ続いているがその中でもこのアルバムはある意味一つのクロスロード的な所に居た彼女が何処へ進むかを決心したそんな表現作品だったのでは無いかと思う。

何だか泣ける。ヒットした「百年の孤独」を聞いて私は何度も泣いた。何で涙が出るのか分らなかったが。EPOという個が確立し、そしてそれが花咲いた瞬間のその感動が詰まっているように思うのは私がこのアルパムのファンだからだろうか?