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Piano Man

価格: ¥783
カテゴリ: CD
ブランド: Sony
Amazon.co.jpで確認
   60年代にデビューしながら不遇の下積み時代を経てきたビリー・ジョエルが一躍スーパースターの座をつかんだ1973年のアルバム。彼の代表曲のひとつである「ピアノ・マン」をはじめ「流れ者の祈り」「さすらいのビリー・ザ・キッド」など、ポップでセンチメンタルなソングライティングを楽しめる。デジタル・リマスタリングを経たことで、伸びやかなヴォーカルとピアノの鳴りがより一層クリアーになっており、感動の度合いがワンランクアップ。名盤ぞろいのビリーの作品の中でも初期の傑作として、30年の年輪を感じさせない。(山崎智之)
今またなんでピアノマン? ★★★★★
このアルバムは大学時代友達にダビングしてもらい、擦り切れるほどTDKのテープで聞いた。だからピアノマンのイントロを聞くだけで、当時の自分が甦ってくる。
最近あらためて、ビリー・ジョエルのそれもピアノマンが無性に聞きたくなって、amazonに頼んじゃいました。やっぱり名曲であることに間違いなかった。
Billy Joelという存在はここに ★★★★★
若きBilly Joelを形容する言葉として、最も相応しい言葉が"Piano Man"なのだろう。何かこの言葉の響きには、これまで彼が培ってきた全てが込められているような気がする。さすらいの日々、なかなか陽の目を見ないアーティストとしての活動、様々な苦難と葛藤の日々を支えてきたのは、彼の指であり、腕であり、"Piano Man"としての自信だったのではないだろうか?と僕はこのアルバムを聴いて感じた。

Billy Joelのファーストアルバムは"Cold Spring Harbor"というアルバムではあるが、CBSに移籍後に発売された、このアルバムこそが実質上、彼の音楽家としてのスタートであるように思う。オープニングナンバー"Travelin' Prayer"は丁度このアルバムが、アメリカ西海岸にて制作された事もあり、カントリー調のギターが入り少しびっくりしたけれど、どの曲も後のBilly Joelに繋がるピアノを基調とした、ポップロックテイスト溢れる作品だ。勿論ハイライトはタイトルソングでもある"Piano Man"であるように思うが、他にも"If I Only Had The Words (To Tell You)"や"Somewhere Along The Line"といった甘酸っぱさを感じるバラードは隠れた名曲であるように思う。他にも"Stop In Nevada"や"The Ballad Of Billy The Kid"等という風景が浮かぶ、彼らしいストーリーテーリングの妙の冴えた楽曲も収録されている。

この"Piano Man"をきっかけに立て続けにヒット作を出し、ポップアーティストとしての地位を確立していく事になる彼であるけれど、彼の作品の中では、僕の中ではこのアルバムが一番のフェイバリットとなっている。あまりにも素で洗練されていないこの作品を聴いていると、若い彼の夢や野望、そして苦労やチャンスを絶対にモノにして見せるという意気込みが伝わってくる。それは、僕の勝手なBillyに対する理想像なのかもしれないけれど、ここまで心の琴線に触れた作品は他に類を見ない。
Piano Manはやはり外せない ★★★★★
CD本体以外、カバー等に全く表示がありませんが、実際には現行US盤や国内盤と同等の1998年remasterのCD EXTRA仕様で、CDエクストラ部分にはPiano Manのライブ映像が収録されています。ただ古いQuickTimeをインストールしないと自動で再生できないのも同様ですが^^;
内容については、タイトルチューンのPiano Manは初めて聴いた高校時代と違って今はちょっとヒアリング力のついた耳に歌詞が直接突き刺さるようになりました...やっぱり代表作だな...それからこの曲で、JohnとPaulが出てきますよね。偶然ですか?やっぱり、Beatlesを思い浮かべたんだと思いますが...そう思いませんか?
また、本品に限らず1998年remasterシリーズはUS・UK盤もすべて歌詞がついていてうれしいですね。
NYへの郷愁と挫折感 ★★★★★
時には陽気で、ある時は憂いを帯びた、まさにそんな場末の酒場の雰囲気を詰め込んだようなアルバムです。

地元NYから西海岸へ渡るも、なかなか芽がでなかった下積み時代の集大成なのでしょう。今でこそ「BillyといえばNYサウンドの象徴」ですが、不思議なカントリー&ウェスタンな味があります。そしてその中にNYへの郷愁(次のアルバム収録「NY state of mind」へと繋がっていく)と挫折感を感じるのは、深読みのしすぎでしょうか?

また、「You're My HOME」は、そんな不遇な時期を支えてくれた前妻への慈しみを感じます。
全くの蛇足ですが、彼の作品がミュージックシーンで話題とならなくなったのは、その前妻との離婚後、そして今の夫人との再婚後なのは皮肉なものです。

彼自身、慢心し、初心を忘れてしまったのでは?。ファンとしては極めて残念です。

実際のデビューアルバムは「Cold Spring Harbor」ですが、やはりこれこそが「The pianoman」であるBilly Joelの原点ともいうべき1枚です。