自然体のビリー・ジョエル
★★★★★
本作を最高とするファンは多いと思う。確かにビリー・ジョエルはこの後、"The Stranger"でブレイクし、"52nd Street"という一つの頂点に登りつめるわけだが、「作り込み」感が増した作品は優れてはいるものの「満腹」過ぎるの感もある。その点、この"Turnstiles"は、「自然体」のビリー・ジョエルの実力が最高度に発揮されたという意味で初期の最高傑作と言っていいだろう。
とりわけ、4. New York State of Mind は、Piano Manと並んで初期を代表する超名作だ。透明感のあるジャジーな曲調は、何度聴いても成熟した大人の郷愁を掻き立てるように切なく胸に響く。大ヒットした曲と比べても何ら引けをとらない出来で、ビリー自身もこの曲には自信を持っていただろうし、また好んでもいたに違いないと思わせるものがある。この曲に浸るためだけにでも、本アルバムを聴く価値がある。
アルバム全編がそんな色合いで染められている。ある種、大人の義務に縛られる前のモラトリアムみたいなものが生み出した音楽なのかも知れない、などと思ってみたりもする・・・。虚飾のないビリー・ジョエルの本質が垣間見える傑作だ。
隠れた名盤
★★★★★
このアルバムは本当に素晴らしい! ストレンジャーなどに比べると世間ではそれほど高い評価がされてないらしいが 個人的にはベスト3に挙げたい程の名盤 特に4と7はオススメ
最高!!
★☆☆☆☆
このTURNSTILESから52nd sT.の三枚が私の中でのBilly全盛期だとおもいます。世間的にはTheStrangerや52nd.のほうが評価が高いんでしょうが、私はこのTurnstilesがBestです。
名曲揃いなので、一曲一曲はご存知の方も多いとは思いますがぜひ、アルバムを通して聞いてみてください。きっと素顔のBillyが見えてきますよ!