村下孝蔵さんの「初恋」
★★★★★
「初恋」確か中学生くらいで幼稚園や小学生の好き嫌いではなく自分自身がはっきりと初恋と意識するようなタイミングで世に出た曲でした。
柔らかい曲調に寂しい詩。
「あぁ初恋って誰にとってもそんなもんなのかなぁ」と中学生のガキながら感じたのを覚えています。
「初恋」のカバーって結構あるんだろうなぁ、集めてみるかなと考えていてこのアルバムに出会いました。
大好きな曲が結構入っていて何も考えず購入してしまいました。
一番の目的だった「初恋」はアレンジがきつく原曲と随分イメージが変わってしまっていますが島谷さんのキーに合わせてあり演歌出身の彼女独特の歌い方によくあっていて大変気にいりました。
他にも小田和正氏の「言葉にできない」も随分アレンジきついですがいいです。
やはり歌唱力の良さと適応力なのでしょう、原曲からアレンジされるとカバー曲嫌いになるケースが多いですが、彼女のカバーはかなりアレンジきついのに違和感を感じません。
いい歌をいい声で歌い上げていて気持ちいいアルバムです。
曲によって出来に明暗。進化に期待。
★★★☆☆
難易度の高い名曲ぞろいだけに、出来のよしあしがはっきり出ます。5段階評価で──
星1つは、『Another Orion』『One more time, One more chance』。
優しさ・弱さの表現が過剰で、没入できせんでした。“優しさ”“泣き”一色に塗りつぶすのではなく、「Another Orion」にはロマンティックな衣の下から覗く男の身勝手な薄情さを、「One more time...」には追慕・自分への言い聞かせ・諦め・自嘲・未練といった揺れ動く感情の厚みを。
星2つは、『悲しみにさよなら』『恋しくて』『言葉にできない』『月の裏で会いましょう』。
こちらも、なよっとした甘さが鼻につきます。どうも“女性目線で…”というアルバムコンセプトが、歌を小さくしてしまっているようです。歌唱力はあるのだから、頭でっかちなコンセプトは投げ捨て、曲の魂をわしづかみにして、変化球ではなく直球で真っ向勝負してほしい。
星3つは、『ESCAPE』『キャンディ』。
ベースラインがうねる「ESCAPE」は、漢(おとこ)っぷりよく疾走感抜群。「キャンディ」も、少年っぽさがチャーミング。ジャジー・ポップ路線は大いにアリだね。
星4つは、『初恋』『奏』。
水彩画を見るような淡い色調で、胸にすっと溶けこみます。彼女の発声は、書道で言うところの筆の“払い”が実にしなやかで美しい。オリジナルとはまた違った、島谷ひとみの持ち味たっぷり。
星5つは、『レイニーブルー』『幸せな結末』。
オリジナルを消化し、自家薬籠中のものにしている。「レイニーブルー」の透明感あふれるせつなさ、「幸せな結末」の心がほっくりほぐされる感じは、島谷さんならでは。もっとコレ系の曲を多く入れればよかったのに。
全体的にアレンジやテンポが一本調子なせいで、ヴォーカルも平板な印象に。
ところが、同じ曲をライブDVD「CROSSOVER III‾Premium meets Premium‾」で聴くと、歌唱は一変し彫りの深い陰影を見せます。まだまだ伸びしろあり。さらなる進化に期待!
素敵な応援歌、『元気を出して』のAnother Version
★★★★★
『悲しみにさよなら』を聴きたくて購入したのですが、
『Another Orion』もグッときました。レビューでイチ押しして
いる方がおられましたが同感です。
DVDとCDで違うアレンジが楽しめて良いですね。
DVDは映像がある分シンプルな構成ですが、CDは参加ミュージシャンも多く、アレンジも凝っていてマスタリングも繊細です。
ジャケットの写真も気にいりました。作品全体の完成度がとても高いのでこれはオススメです。
DVDに収録されている最後のインタビューに彼女が謎かけをしていますが、それを考えながら聴くのも楽しいと思います。
素晴らしい歌唱力
★★★★★
このアルバムは島谷ひとみさん初のカバーアルバムです。
今までもたくさんの曲をカバ-をしてきた島谷ひとみさん。。。
カバーに対して批判や偏見を持っている人もいらっしゃいますが、カバーできるっていうことは凄いことだと僕は思います。
他の人の歌を歌いこなすことのできる歌唱力を持っている彼女は凄いと思います。
本当に高い歌唱力がないとカバーはできないと思います。
オリジナル曲はうまく歌えて当たり前ですが、カバー曲をここまで歌いこなすことのできる島谷ひとみさんは素晴らしいと思います。
島谷ひとみさんの今後の活躍に期待したいです★
星5つにならない理由は
★★★★☆
悲しみにさよなら、奏、言葉にできないなどしっとり歌い上げてて心にスーッと入って来ます。とくに初恋はたくさんの歌手がカバーしてますが島谷ひとみは絶品!ただESCAPEとキャンディーは声質にあってなくて頑張ってます!みたいな感じが浮いてしまってました。彼女は奇をてらうより素直にいつもの声で歌って欲しいです。