私は単純にいいCDだなって思います。
島谷さんが歌うと落ち着いて聞けるというか、可愛い声がたまらなく好きですね。

女性アーティストが男性の歌をカバー、、、。


本アルバムは、優しい曲が中心となっています。

これは、
女性が、男性のこんな想いに共感する、ということなのでしょうか

私のことをこんな風に想ってほしい、ということなのでしょうか　、、、




さて、私はあまり最近のアーティストに疎いので

普段着の島谷ひとみさんと
街ですれ違っても

たぶん気がつかないと思うんです。


信号待ちで隣にいても

気づかないのかなあ、と思います。

そんな時、隣から
「君がいるだけで」の冒頭のフレーズが
小声でそっと
こんな風に聴こえてきたら

彼女の周りだけ
すごくきれいな空気に包まれるのかな、と思います。


島谷ひとみさんは
そういう普通っぽい女性の、あふれるような気持ちを
うまく歌で伝えることができる
素敵なアーティストなのかな、と思いました。

ひとみさんの透き通るような、明るい歌声に魅了されています。男歌IIは、毎日聴いています。ひとみさんが、「僕」と歌っていても、全然違和感がなくて、癒されています。最近、いろんなアーティストの方々がカバー曲を歌われていますが、ひとみさんのカバー曲も、もっと取り上げられてもいいんじゃないかと思っています。

ＤＶＤに厳島神社ライブから３曲入っているのが、うれしいですね。　
夜の海水が除除に満ちてくる高舞台での印象的なライブで、しかも、つい最近のものですよね。
厳島神社の威厳が映像から伝わってきます。
白いドレスで正装した島谷ひとみが歌っています。

music clipの「君がいるだけで」「GET BACK IN LOVE」「タイム・アフター・タイム」は、
バンドメンバーと島谷ひとみで、明るく、セクシーな演出です。

ＣＤの全曲が一曲、一曲、とても大切に歌われているのがわかります。
歌詞が明瞭に歌われていて、「歌って面白かったんだー」とおもわせてくれます。

あるインタヴュー記事で、彼女はこう語っていた。

……
何色にも染まることができる。だけど何色にも染まらないのが島谷ひとみのスタイル……。
……


その言葉どおり、ときには自らの色を強く出し、ときには自らを「作品色に染める」……。
最近ではひたすら感情で作品を塗りつぶすだけの歌い手が大多数を占めるなか、「楽曲の要求に従う」という歌い手として当たり前のことができているのは、やはり彼女の持つ歌い手としての絶妙な平衡感覚のなせる技だろう。


……作品とどう向き合うか？
……自らの立ち位置を、どこにとるべきか？
そういった感覚においては、現役では彼女を上回る者はいないといっていい。
決してトゥーマッチな表現におぼれることなく、感情の幅を伸び縮みさせ、楽曲の良さを最大限に引き出す。
このアルバムでは彼女の持つ「しなやかな表現の柔軟性」を存分に味わうことができるだろう。