既視感
★★★☆☆
衝撃のラストだった前巻。
今巻では大きな犠牲を払いながらもアロス達の旅は続きます。
前作「ロトの紋章」でも道半ばにしてルナフレアが倒れるという展開がありましたが、今回の事件はそれを思い起こさせる出来事でした。
決意も新たにイシスへ向かう一行の前に現れたのはエルフのピエタ。
「ロトの紋章」にも登場しヤオに星降る腕輪を渡した彼は砂漠の渡し守をしていて、アロス達の力になってくれます。
さらに砂漠を荒らす盗賊を退治するためお忍びで旅をしていたイシスの王女ラーニャも加わり、舞台は砂漠の国イシスへ。
一方、奪われた神器を捜すイサリはポロンと出会い、共に神器を捜すことになります。
テドン編の結末とイシス編の導入部分といった感じの巻ですが、相変わらずテンポの悪さを感じます。
ムードメーカー不在だったパーティーに加わったラーニャにはがんばって欲しいです。