CMは全部ダブりじゃないです
★★★★★
浜口庫之助の生涯を通じた代表作が網羅されている作品集です。
発売日順に収録というのも聞きやすく、うれしいです。
CM作品の全曲がダブりと指摘されている方がいましたが、2曲はダブりではありません。
「浜口庫之助CM大全」では聞けない曲がありますので、「CM大全」を聞いて浜口庫之助が気になった方にはオススメです。
やっと
★★★★★
作ってくれました。いつかは出ると思ってましたが、ずいぶんかかったようですね。
一応はオリジナル歌手で網羅されているようですが、残念なのが「愛のさざなみ」「花と小父さん」がオリジナルバージョンでは無かったことでしょうか。
「愛のさざなみ」はバック演奏はオリジナルですが、歌の方はアルバム用に再録音されたもので、いわゆる別テイクと言って良いでしょう。
「花と小父さん」(伊東きよ子版)はこれはレコード会社の移籍時に再録音されたものなのでオリジナルではないです。
CF13曲はすべて後発盤とダブリ
★★★★☆
4枚組100曲入りで6000円と非常にお買い得な感じ。歌謡曲に関しては文句ありませんが、13曲収録されているCFソングに関しては、1ヶ月後発の「浜口庫之助 CM大全」と完全に重複しているのが残念。
ハマクラ先生の幅広い活躍を網羅した4枚組ボックス
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昭和を代表するヒットメーカーの1人浜口庫之助が残した作品を発表順に100曲収録した4枚組ボックス。殆どのレコード会社が専属作家制をとっていた時代にいち早くフリー作家となり各社に作品を提供していたこともあって音源が方々に散っており、これまで何種類ものコンピレーションが発売されていたがようやく【決定版】といえるボックスの登場となった。
あまりにも有名な「黄色いさくらんぼ」を発表した昭和34年の時点でハマクラ先生は既に40代だったそうで、随分と遅咲きの作家生活だった訳だが、ラテン・ミュージックの素養を生かし60年代後半の数年間に次々と生み出したヒット曲はそれまでの歌謡曲にはなかったユニークなものばかり。またこのボックスにはCDの時代になって再注目されるようになった彼のラウンジ系録音や、数多いCM音源も収められており当時の八面六臂の活躍ぶりが一望出来る内容になっている。
守屋浩、鈴木やすし、水原弘ら元ロカビリー歌手の再生から「恍惚のブルース」「夜霧よ今夜も有難う」といったムード歌謡、「夕陽が泣いている」「風が泣いている」のGS路線、「バラが咲いた」「花と小父さん」のフォーク、そして西郷輝彦、にしきのあきらの初期男性アイドル路線まで、彼は決してオリジネーターではなかったが、そのジャンルを確立させた大ヒットがずらり。
個人的には「ヤクルト・ジョア」がツボ。当時をよく知る音楽ファンにも、若き昭和歌謡マニアにも、非常に耳に新鮮な作品集である。