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オランダ史 (文庫クセジュ)

価格: ¥1,103
カテゴリ: 新書
ブランド: 白水社
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表層的情報の羅列に終わる。 ★☆☆☆☆
オランダについて一書をつくってくれるのはありがたいが、
事象が羅列してあるだけで、
なぜなのかという疑問に答えられていない。

レンブラント、フェルメール、スピノザといった名前は出てくるが、
本当に出てくるだけで、なぜ彼らをこの土地が生んだのかといった
根本的なことがらは提起されない。
エラスムスにはふれられてさえいない。

歴史の深さや広がりがないので、読んでいてまったく知見が深まらない。
帯には「波乱に満ちた歴史と、進取の気性に富む国民性に迫る」
とありますが、ぜんぜん迫れていない。
『繁栄と衰亡と』の方が、オランダの歴史、
流れ、動き、特徴を説き明かしてくれている。
オランダ一国だけの歴史書は珍しいです ★★★★★
 オランダは日本人にとって「チューリップ、チーズ、風車、木靴」のイメージ、メルヘンチックな国という意味では良く知られていますが、本格的なオランダの研究というと言語を含めいっぺんに「マイナー」な国になってしまいます。

 当然一般の人が気軽に読める「歴史」も多くない中で、この書は貴重です。小国オランダがいかに「大国」となっていったか。他の欧州諸国とのせめぎ合い。海外進出とそれがもたらした富とそのバックボーンであるネーデルラント文化の繁栄。その小さな国土の大国力ゆえの波瀾万丈の歴史を気軽に覗いて見ることができます。

 そしてなんと言っても「オランダ史」というタイトルがうれしいです。今まではほとんどがベネルクスなど包括的なもので(実際ベルギーなどフランドル地方を含めて広域的に扱う方が語りやすいわけですが)単独の「オランダ史」はめずらしいものです。やや簡略すぎるきらいもありますが、まずは入門です。オランダに興味のある人はぜひどうぞ。