インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

夜明けには好きと言って (幻冬舎ルチル文庫)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎コミックス
Amazon.co.jpで確認
変わりたい男。変われない男。 ★★★★★
以前読んだ砂原さんの作品が気に入ってしまったのと『真夜中に降る光』を
読みたくて順当に読むか、と購入。
全く毛色がちがっていたのですが、人付き合いがうまくできないという点は
共通でした。他の作品にも多いんですかね?

一夜の成り上がりっぷりがいっそ見事で小気味いい。それだけ意地があるなら
もっと別の道もあっただろうとも思うのですが、篤成を見返してやりたい一心で
のし上がる。
篤成は表面的には華やかな世界に身をおく人だけど、まったく中学生の頃から
変わっていない朴訥なホスト。プライベートでは幸せだった過去を追い求めている。
特技はコオロギの鳴き声を聞き分けられること(笑)

物事ってのは一つボタンを掛け違うと留まることなく、おかしくなる。
ただ、掛け違えたことに気ついて、直す気があれば難しいことじゃない。

十年分の気持ちを伝えるには、そりゃエロくもなりますわ。
朴訥なだけど熱い人が砂原さんは好きなんでしょうか?

現実離れしてないお話を読みたい方には砂原さんはオススメです。
レビューを参考に ★★★★★
こちらのみなさまのレビューを参考に購入して読んでみました。
やっぱり人がレビューを書いてまで推薦するだけのことはある本でした。
4年前の作品ですが、なんというか最近巷に溢れている
いくつかの類型の焼き直しでパターン化されている作品とは一味違います。
いろいろと制約はあるのでしょうが、話に一本筋を通そうとする努力が感じられます。
「顔」のトリックは薄々わかっているのですが、それでも最後は切なくなりました。
ホスト業界の描き方も、適度にリアルで適度に美化されていて、背景としては十分かと。
寡黙な男が赤面って、読んでるこちらも思春期に戻ったみたいで。
胸が熱くなりました。
ベッドシーンも愛が溢れていて描写もさらっと、でも熱がこもっていて好みでした。
続編?にあたる「真夜中〜」もこれから読む予定です。
絶対に読んでいただきたい ★★★★★
今まで何百冊ものBL本を読んできましたが、「是非読んで欲しい!!」と思うものがあってもレビューを書こうとは思いませんでした。この本は初めて私にレビューを書きたいという気持ちを与えてくれました。それ位素晴らしかった!泣きました。私は受けの気持ちになって物語を読みます。是非一葉の気持ちになって読んでいただきたい。小説はあまり…という方にも是非読んでいただきたい!
巧妙な叙述トリック ★★★★★
もともと顔にコンプレックスがあって、自分に自信が持てず暗かった一葉は、交通事故に遭ったのをきっかけに顔を整形して別の人間になる。
別の人間として再会した黒石は、かつての同級生で一葉に告白した相手。
短い夏の間だけの恋はお互いに辛い思い出となっていた。
この作品の面白いところは、BLとしての心のすれ違いや結びついていく過程が細やかなのはもちろん、整形手術を使った設定が絶妙でした。
読んでいながら微妙に感じる違和感がパァーっと晴れたときは、本格ミステリーの叙述トリックが明らかになった時のような快感でした。
その伏線を確かめるようにもう一度読み直すとその時々の黒川の優しさや想いがさらに切なく温かく感じました。
ナンバー1ホストでありながら実は素朴で不器用な黒川がとても魅力的でした。
描写の細かさに圧巻 ★★★★★
 事故を切欠に整形して昔の付き合っていた人に会い、さらに告白される〜という内容に最初は、顔違うのにいいの?・・と思ったものですが、そんな心配は攻の深い愛情の前では杞憂に終わりました。
 むしろ整形をしたことで生まれる絶妙なすれ違いが、読んでいる側として切ないしもどかしくて、設定がすごく活かされている作品です。
 BLには欠かせないHは、激しくてグロイ、と言う訳では全然なくて、話の雰囲気にそって、しっとりとした描写の仕方でした。
 ・・・が、なんだかかなりエロイと思ったのは、私だけ?笑
 全体を通しお互いの間に言葉が少ない分、たまに発せられる二人の(特に攻の)一言に溢れんばかりの気持ちが詰め込めれていて、作者さまの力量を感じました。
 あらすじに引かれ購入しましたが、この作品に出会えて良かったです。