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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 (角川文庫―スニーカー文庫)

価格: ¥520
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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素晴らしき駄作 ★★★★☆
描写は丁寧で非常に読みやすい。
コテコテの富野節になじめない人にもガンダム入門として
おすすめしたい。

ただし、原作未視聴者にはまず原作から観ることをおすすめする。
本ノベライズはあくまで原作の"IF"に過ぎないからだ。

戦争の悲劇を正面から描いた原作に対して
本ノベライズはそのテーマを最後に投げ出してしまう。
賛否両論のラストシーンは著者の言葉通り確かに「蛇足」だ。

しかし、悲劇というものはそれが降りかかるのに
およそ相応しくない人物の下に訪れるからこそ際立つ。
だからこそ、そこに「救い」を求めるのは人情なのだとも思う。

一流の悲劇を三流エンタメに貶めた著者の英断には敬意を表したい。

私はどちらも大好きだ。
いい作品! ★★★★★
ファーストガンダムのサイドストーリー。
ガンダムの世界という素材を活かし切って、なおかつオリジナリティーも十分に発揮していてストーリーも無理がないし、とてもいい作品になっていると思う。

主人公アルフレッド・イズルハ(アル)の無邪気で好奇心旺盛なところがいい。
恐らく小学校中学年から高学年だろうというところの年齢設定も良く、想像の戦争と、現実の戦争が適度に入り混じっている。
まさにポケットの中の戦争というタイトルがぴったりくる。
主人公の家庭のさびしさなど、細かいところに戦争の影も見え隠れしている。

アルの無邪気さと中立的な立場のコロニー内の緊迫感の薄さに、戦場カメラマンが撮った銃を片手に笑ってるいたいけな少年の写真を見るようで、かえってリアルさを感じた。

もう一ついいところは、アルとバーニー、アルとクリス、バーニーとクリスの距離感がいい。
ラストも感動的で非常にバランスのいい作品だと思った。
躍動感 ★★★★★
オリジナルビデオの作品ながら、宇宙世紀の正当なる続編。

その他の小説に比べて、もっとも躍動感あふれる若々しさに
あふれる作品となっています。

人とは、宇宙とは組織とはというような、マクロ的な議論が
ない点が他の小説と異なりますが、戦争の中での個々の姿が
ありありと描かれています。

小説独自のハッピィエンドも、個人的に大好きです。
感動的な物語です。
アニメを見た人にしか分からないかも ★★★★★
ラストは賛否両論かと思いますが、私は賛。あとがきでは『アニメが一流の悲劇だからこそ持つであろう切なさやるせなさを少しでも和らげられたら』結城さん!私たちのこと考えてくれてありがとう!!です。少し変わっている設定には、文字でしかわからない感動があると思います。アニメを見た人に一度は見て欲しい逸品です。
一年戦争サイドストーリー ★★★★☆
ジオン公国と地球連邦との戦い『一年戦争』。そのときどちらの陣営にも与さず、建前上は中立を保っていたサイド6に住む少年の目を通して語られる、もう一つの一年戦争の物語。

戦争ごっこに明け暮れ、モビルスーツに憧れていた少年が、実際に戦いに巻き込まれ、楽しみながらも、戦争の凄惨さ、人の死ぬことの悲惨さに気付き、ほんのちょっとながら大人になっていく。戦争や兵器などより、人間ドラマを前に出したストーリーです。

はじめにOVAで発表されたものを小説化したもので、OVAのできがとてもよかったので、その雰囲気が損なわれているのではないかと読む前は不安でしたが、著者はOVA製作にもかかわっていたそうで、そんな心配は無用でした。

アムロ・レイやシャア・アズナブルなど、!『英雄』は出てきませんが、派手さはないものの心に残る「ガンダム戦史」の1ページ。ただ、OVAで涙が流れるほど感動しただけに、エンディングはあれでよかったのかな?