熱狂のリズムを生んだ『Speaking in Tongues』と『Stop Making Sense』の後を受けた本作の新曲のサウンドは、新鮮なくらいに詩的で、驚くほどシンプルで、抑制さえ効かされている。けれども、いつもながらの奇抜さもある。にぎやかで力強いオープニング曲「And She Was」ではヒロインが空に浮かび、「Stay Up Late」では風変わりな子育てのアドバイスを語り、疾走するアンセム「Road to Nowhere」は、人間誰もがどこへともなく向かう道の途中にいることを思い出させてくれる。(Sam Sutherland, Amazon.co.uk)