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セイレン

価格: ¥3,045
カテゴリ: CD
ブランド: MCAビクター
Amazon.co.jpで確認
これと似た感じの曲を出してる邦楽は、他に多くないと思う ★★★★☆
良いアルバムだと思います。
#4“晴れた終わり”、#7“Suicide Solution”、#9“Living For Myself”
なんかはかなり良い曲だと思いますし、
そうそう他の邦楽で聴けるような曲ではありません。

ただ全10曲といっても、とても短いinterlude的な曲もちらほらあるし、
こんなのを一曲でカウントされての10曲なのはちょっと残念かな。
上杉氏が人生を賭けて発表したロックアルバムだそうですから、
もう少し詰め込んで欲しかった。カップリング曲も入れるとか。
結局このアルバムで終了したことを思えば、なおさら…。

歌詞の面では、個人的にはWANDS後期の頃の上杉氏の、
あの日常に苦悩して病んでるような歌詞が好きだったんだけど、
このal.ni.coでは悟りでも開いたかのように達観し、
そして聞き手の理解に委ねてるような難解な表現も多いです。
それでもやはり、“晴れた終わり”なんかの歌詞は深いですね…
こんな歌詞は、他ではなかなか聞けないとも思います。

自分はCD自体のレビュー評価として考えた場合、
正直にボリュームの面でちょっと、「物足りない」と思ったから星4つですが、
内容の面では、良い曲はかなりのレベルで気に入ったアルバムでした。
聴きこむほどにはまっていく大作です ★★★★★
 WANDSのファンだったのでボーカルの上杉とギターの柴崎が新たに組んだユニットの最初で最後のアルバムである今作を聴いたところ、最初は特にポップな曲もないので拍子抜けしてしまったというのが正直な感想でした。ただ、二回三回と聴き返すうちにグランジという退廃的ながらも洗練されつくされた編曲を手がけた柴崎によるサウンドと、WANDS後期頃から内省的なリリックを書くようになった上杉の更に突き抜けたメッセージを込めた歌詞世界によって絶妙なバランスで構築された全10曲の内容に次第に心が奪われた・・・というよりも沈み込んでいったという感覚になりました。ヒット曲を送り出したことによって得た栄光や名声への自身による中傷や疲弊感、ついては短く簡素ながらも孤独に満ちたその言葉の一つ一つが、腰の据わったグルーヴと不安定な心情を表すかのように掻き鳴らされるギターの音色に凄まじいシンクロ率で絡み付いていき、J−ポップの中では明らかに異質な完成度はあのニルヴァーナの匂いを感じさせます。
 ミディアムテンポながらも痛烈なメッセージに満ちたロックチューン「TOY$!」、空に突き抜けるような歌声が自身の純粋で切実な願いを帯びた「カナリア」、退廃的なサウンドがグルグルとループするような「晴れた終わり」といったシングル曲も短い間隔を置いて収録されてますが、間に入るアルバム曲の「楽曲」としての完成度の高さが一体感を出しており、まさに「セイレン」の中には一曲として捨て曲は存在してません。特に「Sucide Solution」はカート・コバーンの人生をオーバーラップさせるような、まさにal.ni.coの生み出す死生観への儚さが込められた歌詞が秀逸なナンバーですよ。
 総じてスルメ曲が多数を占めてるので、人によっては(特にWANDSのポップな世界観を望む方は)この作品に拒絶的な反応を示すことがあるかもしれません。確かに華やかな楽曲を売り出していたあの頃も全てが決して間違っていたわけではない。ただ、そこから得た心情の変化をストイックに、そして誠実に音楽で表現した彼らはやはり凄いと私は思います。逃げたり誤魔化したりを繰り返すよりも、流れに逆らって戦うことを選んだから「セイレン」のような名作が生み出されたのでしょう。
 WANDS時代の織田哲郎や栗林誠一郎による楽曲も良かったけど、上杉とのコンビで一番魅力を際立たせてたのはやっぱりギターの柴崎の構成した楽曲だと思います。もうこのコンビによる楽曲が作られないのかと思うと残念で仕方がないですね。
何でやめたの… ★★★★★
僕は、つい最近、al.ni.coを知ったのです…
それは、今年、知り合いに紹介された「猫騙」ってバンドに魅了されて。
関連で、al.ni.coってデュオを知ったのです。。。
で、つい先日、このアルバムを、アマゾンで購入。。。
これを聴いて、鳥肌が立ちましたよ…。
かなり、やばい出来です。。。完璧に近い状態です。。。
何でやめたのよと。。。勿体ない。。。
あーーーー悔しい。。。
そんな風に思ってます。
ちなみに、ボーカルの上杉昇ってWANDSって売れっ子バンドのメンバーだったのですね。
それにも驚きでした。。。
来年は、ちょっと猫騙に期待してます。それだけの価値をライブで見出しました。
しかし、al.ni.coには、もっと早く出会いたかった;;
世界中の誰よりきっと...... ★★★★☆
 "もっと強く抱きしめたなら"、"世界が終わるまでは"、"世界中の誰よりきっと"――90年代初頭、いわゆる眉毛の濃いOLたちが闊歩していた時代にヒットを飛ばしまくっていたWANDSの主力2人が、その後このようにヘヴィなロック・アルバムを生んでいたことを記憶している人は少ない。

 この『セイレン』1枚でal.ni.co.は解散してしまうのですが、遺された音はWANDS時代とは似ても似つかぬ世界観を提示していて、上杉の凄みのある歌声がとにかく素晴らしい。グランジの病的な陰鬱さを湛えているためNirvanaの名が出るのは致し方無いですが、声質・コーラス・ギターリフなどを考えてもむしろAlice In Chainsを彷彿とさせられます。

 特に素晴らしいのが2ndシングル"晴れた終わり"。PVは確か砂漠かなんかで上杉が一人でさまよっているのを空撮してたような感じだったと思うんですが、的確です。日本のバンドでここまでダークで狂気じみたまま、壮大な広がりをみせる曲はそうそう聴けません。解散しなかったらもっと高みに到達できたと思います。
クスリを打ったような妙なハイテンションが大好きです! ★★★★★
WANNDS脱退直前からの音楽性をさらに発展させたかのようなできばえで、痛烈な現実批判さえ感じられるような1枚。
特に『Toys』、『カナリア』は印象的でした。
WANDSの2期後半が好きだというコアなファンにはぜひ聴いてもらいたい曲たち!
WANDS2期後半のアルバム『Pice of Mysoul』,同シングル『Same Side』・『WORST CRIME』と併せて視聴していただきたい!