人を不愉快にさせようと思って作ったなら、その点は成功してると思います。あの爆笑問題みたいな犯人2人はかなりムカつくキャラだし、被害者の嗚咽とか凄くリアルで怒りが込み上げるくらいだし。

ところどころ、犯人がカメラに向かって観客に呼びかける所は興ざめしたけど、あれが無かったら、現実と虚構の境界が分からなくなって、本当にトラウマになってたかも。映画としてはよく出来てるけど、もう見たくない。

裏ラベルの警告通りの結果になりました。
本当に後味の悪い映画です。
観てるだけなのに精神的にやられました。
画期的な作品でした。

　平和な普通の家族（両親＋息子）が、あやしい２人組の男達に、
不条理きわまりないゲームを仕掛けられるというお話です。
内容は観てのお楽しみの方が良いでしょう。
直接的な残虐なシーンはほとんど無いのですが、これでもかと言うほど全編不快にさせてくれます。

　勇気のある方は、ご家族揃ってご覧になって下さい。
直接的なシーンはほとんど無いですが、並みのスプラッターよりキます。
主演のスザンヌ・ローターさんの鬼気迫る素敵な演技も見物です。

　最近不快感に飢えている方にぴったりです。（←いないって．．．）これを思い出しながら書いている今も不快になります。

　ちなみにファニーゲームUSAは、同じ監督のリメイクで中身も雰囲気もそのままです。

レビューで不快やら観て後悔した、最低映画など罵声を見ますがそれはこの映画を観たごく一部の意見で大概の人は「なんじゃこりゃ…」で終わってる(もっともこの映画がフィクションでの話、実話であれば話は別)。異常者?のぐたぐた訳のわからんどうでもいい話が長い上、肝心の暴力シーンもぼかしてて映像としてのインパクトなし。極め付けはあのビデオ巻き戻し。それまでの内容や話をすべて否定してしまっている愚行でありリアリティのかけらもないシーン。このての映画を作るのであれば中途半端に話の上っ面だけをなぞるように作るのではなく徹底的にやり込み究極のリアリティを追及しないと何の変哲もないただの映像映画にしかならない。

2度と見たくない映画であることは、間違いないです。他の方が書いているように、暴力の本質を描いた作品です。逃げ場のない恐怖感、絶望、これぞ本当の暴力といった感じ。スプラッター的要素はほぼ無く、哲学的。
最後の犯人の青年のセリフがこの映画が何なのかを物語っています。「虚構は現実と同じぐらい現実だ。」