アクション・リサーチの実践の概要を知ることができる本
★★★★☆
本書によれば、アクション・リサーチとは、「生徒や同僚の意見も聞きながら、系統的に接続して行う反省的授業研究」であり、アクション・リサーチが必要とされている背景には、「情報伝達型」の授業から、「共同作業型」の授業に変化していることを挙げている。研究者と、被調査者が相互作用をしながら、研究の成果をだしていくことが興味深い。本書は、英語教育におけるアクション・リサーチの方法を呈示したものであるが、他の教科にも応用が利くであろう。英語教育、特にオーラル・コミュニケーションのような実際の「コミュニケーション活動」の指導を含む授業においては、教師と生徒のインタラクションがうまくいくかどうかが授業を成功させるキーとなっているといっても過言ではなかろう。アクション・リサーチを行うことにより、授業に対する「生徒の視点」が明らかにされるのではないかと思う。そもそも、アクション・リサーチとは社会科学の分野で盛んに行われている研究方法の一つである。その方法を本書から学ぶことができる。
英語教育に携わる者として
★★★★★
アクション・リサーチの大まかな部分が理解できる本だと思う。でも著者自身も述べているが、その定義は様々な様だ。しかし、日ごろの授業から新たな教授法発見するには素晴らしい研究手法だと感じました。日本では、いつからアクション・リサーチがはやるのでしょうか。
基礎的な内容として・・・。
★★★★☆
英語検定雑誌に紹介されていたアクションリサーチを目にして購入しました。。あたり前といえば、当たり前のことですが、日ごろ現場で仕事をしている人間には、改めて教育指導のあり方について学ぶ書物にもなりました。欧米では当たり前のアクションリサーチ、日本でもブームとなる日がくるのでしょうか?